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超直前期の国試対策⑤回数別
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- 超直前期の国試対策シリーズ② 医ンプット
- 超直前期の国試対策シリーズ③ ミニテスト
- 超直前期の国試対策シリーズ④ QuickCheck
- 超直前期の国試対策シリーズ⑤ 回数別 ←NEW!
国試まであと2週間と少し,もうこの超直前期国試対策シリーズも最後です.
6年生の皆さん,長い間本当にお疲れ様でした.本番まで,体調を崩さぬよう気をつけてお過ごしください.
それでは今回は,皆さんご存知の回数別について,先輩がどのように活用したか見ていきましょう.
今回ご紹介する東京医科歯科大のTさんは,非常に戦略的に直前期対策を行なっています.Tさん曰く,「回数別』はただ漫然と問題を解くだけではもったいない問題集」なのだそうです.
・過去問分析の重要性
私は直前期に『回数別』に掲載されている国試分析のページを時々見返しながら過去問対策を行いました.国試分析には過去問の重要性について,数字を出しながら詳細に記載があったので,近年の国試を研究しつつメリハリのある勉強を継続することができました.
Tさんが言及している通り,国家試験では,直近,特に最新三年間の過去問から類似の問題が出題される傾向があります.
例えば,以下の例を見てみましょう.
二つとも,小腸出血病変の際にどんな検査を行えば良いかわかっていれば解ける問題となっています.(正解は116C37はd、115D74はb, d)
このように,解説をしっかり読んでいれば解ける問題が出題される傾向にあります.
過去3年分は誤答選択肢や周辺知識にも気を配って対策しました.
この時に役に立ったのが『回数別』の解説書です.解説書にはテーマの疾患の周辺知識や誤答選択肢解説などが十分に掲載されているので,たった1冊だけで問題を掘り下げて学習するのに役立ちました.
正解選択肢のみならず,誤答選択肢や周辺知識にも目を配る必要があります.現に,別の問題の正解選択肢を誤答選択肢として紛れ込ませたり,その逆だったり,ということがあります.
直前期に過去問を3年分解く理由は人それぞれだと思いますが,私は近年の国試を研究するために解きました.
近年の国試は,過去問を踏まえた出題が多いといわれています.しかし,直前期には予想問題や模試の復習にとらわれてしまい,過去問演習をおろそかにしてしまいがちです.
過去問演習を行うことを通じて,国試の傾向を研究するというのが,非常に重要になってくるのですね.
・本番を意識した演習
また,直前期には,本番を意識して演習を行なったそうです.
直前期の私は『回数別』を,ブロックごとに時間を計って取り組みました.
大学受験の演習のように、時間を意識して演習を行うTさん.
『回数別』の問題を解くうえで,一番気を付けたのが“知っている問題でも根拠を考えながら解くこと”でした.
・書き込みして本番に持っていくノート作り
また,Tさんは問題冊子に書き込むことで,試験本番に持っていく復習ノートが出来上がった,と言います.
私は暗記が苦手だったので,知らなかった重要事項や今後出題されそうだと感じたところのみ「問題冊子」に書き込んでいきました.「どうせ問題冊子なんてもう使わないし」と思って始めたこの勉強法ですが,気が付けば過去問対策ノートして活用できたので,おすすめします
Tさんが書き込みした問題冊子.コンパクトで,試験本番15分前といった短い時間にも見返すことができたそうです.
“このノートを作って復習できるようにしてよかった”と思いました
戦略的なTさんの体験記,いかがでしたでしょうか.
回数別の使いこなし方,学べるところが多いかと思います.
回数別の構成はわかっている方が多いと思われるので,Tさんが言及していた国試分析ページについて少しご紹介させていただきます.
国試分析ページでは,このように出題形式や難易度などについての分析が掲載されています.このページを見ると,近年の傾向や必要な対策を理解できます.
来年からは,このページは本サイトinformaで掲載するので,五年生以下の皆さんはぜひこちらのサイトで御覧ください.
超直前対策シリーズを読んでいただきありがとうございました.
皆さんのこれまでの頑張りが報われますように.
無理せずどうぞ頑張ってください!