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[3~6年生向け]【体験記】基礎医学の勉強,その後どう活きる?

みなさんこんにちは!

3年生の方は大学によっては診療科別の授業が始まり,臨床を肌で感じて面白いと感じている頃ではないでしょうか!4年生の方は,CBTが近づいてきて対策勉強に本腰を入れ始める頃でしょう.

今回は,国試を終えた先輩が,これまでの勉強を振り返って”基礎医学”の重要性について教えてくださいます.臨床の勉強が始まると軽視しがちですが,改めて基礎医学の重要性を確認することができます!


どうして?と思ったら基礎医学に立ち返ってみよう!

東京科学大学 FLさん


基礎医学の勉強は2年生にやる大学が多いですが,6年間の中で一番大変な学年と言われることもあると思います.私も当時は重い試験たちを乗り超えることで精一杯で,中身を十分に理解せず勉強していました.

低学年の方は「これは何の役に立つのだろう」と感じる場面も多いのではないでしょうか.そこで,私が6年間を通じてどんなときに基礎医学の勉強が役に立ったのか経験をお話します.

3年生の授業とのつながり

私の大学では,3年生になって診療科別の講義が始まりました.ここで早速,基礎医学の出番がやってきます.疾患とそれぞれの治療を理解するためには,背景にある解剖や生理学,生化学の知識が求められます.大学の講義でも先生たちは冒頭で,基礎医学の復習から入ることが多いはずです.

このような診療科別の講義で基礎医学を復習するために重宝するのが,病気がみえ』の基礎医学のページです.

学校から推奨された分厚い基礎医学の教科書たちや,定期試験対策のプリントでは欲しい情報を得るには少し遠回りとなると感じていました.一方で,『病気がみえ』の冒頭のパートでは疾患の解説をベースにそれに必要となる基礎医学の内容をわかりやすくイラストと一緒に解説してくれており,手短に復習できるのでおすすめです

<画像:病気がみえる vol.3 糖尿病・代謝・内分泌(第5版)>

CBTでは基礎医学の対策も必要

CBTでは基礎医学の内容がしっかり問われるため,対策が必要となります.しかし,メインは臨床問題なので,基礎医学の勉強にボリュームを割きすぎるのはとまどわれるでしょう.特に生化学など勉強に終わりが見えないような範囲もありますよね.

私は,CBTではQA CBT 基礎医学QBCBTで対策しました.これにより,周りの学生が最低限やっている内容は抑えることで基礎医学で点差が開きすぎないように心がけました.基礎医学も盤石の状態で臨みたい方は低学年のうちから,まとめノートを作って復習しやすくするのもいいと思います.(私はそこまで手が回りませんでした…)

国試では治療の理解に基礎医学が役立つ

国家試験では,CBTからさらに踏み込んで各疾患の具体的な治療まで問われます

受験生が苦手とするポイントの一つに薬剤の選択があります.特に循環器では,降圧薬や抗不整脈薬で様々な薬が登場し使い分けを覚えるのは一苦労です.他にも,利尿薬や代謝内分泌の検査・治療なども紛らわしいポイントです.

そんな時,薬理学に立ち返り,各薬剤がどのような作用機序で病態にアプローチしているのかを理解すると頭が整理されます.ここでも,3年生の時と同じように『病気がみえ』の基礎医学ページをサラッと目を通すのは有効です.

<画像:病気がみえる vol.2 循環器(第6版)>

さらに国試の禁忌肢対策でも,「その薬はなぜ患者さんに害をもたらし危険なのか」を薬理学に立ち返って勉強すると,根拠を持って選択肢を除外できるようになります.禁忌肢への恐怖も和らぐでしょう

しかし,国家試験は範囲が膨大なため,特に直前期は基礎医学を深追いしすぎてしまうのは禁物です!

本当に時間がないときは,AIを活用するのもいいアイデアかもしれません.私はGeminiに「〇〇と△△の薬剤の使い分けについて,医師国試受験生向けに教えて」という感じで,小さな疑問を投げかけたりしていました.端的に説明してくれるので頼りにしていました(国家試験レベルの代表的な知識に関しては嘘情報が返ってくることも少ないと思いますが,正確さには注意しましょう!).

実際,私が受けた国家試験の問題で,多発性硬化症の治療で使用するインターフェロン製剤の薬理が問われました.私は直前期にAIに多発性硬化症と視神経脊髄炎の治療の違いについてAIに聞いた経験から,自信を持って選ぶことができました.

終わりに

2年生の段階で全部を理解しようとするのは大変ですよね.定期試験を必死に乗り越えるなかで,終わった後はすぐ忘れてしまうと感じると思いますが,頭の片隅には残っているはずです.学年が上がってからも「これ前に勉強したかも!」という手がかりをもとに基礎医学に立ち返ることで,学びが繋がっていくのが感じられてとても楽しいです.

また,基礎医学的内容に関して小さな疑問を持って調べているうちに,どんなに調べてもはっきりとした答えが出てこないことがたまにあります.それこそが研究の種であり,明らかにすることで,新しい治療の開発など大きな発見につながるかもしれません!何だかロマンを感じませんか?

基礎医学の分厚い教科書を開こうと思うと腰が重くなりますが,みえるシリーズ,AIなどを駆使して少し調べてみるところから是非始めてみてください.


基礎医学は範囲が広くとにかく勉強が大変な分野ですが,定期テスト後も国試まで活きる知識と言われると,学ぶモチベーションも上がるのではないでしょうか.

とはいえ,限られた時間で知識を見直すには工夫が必要です.ぜひ,この先輩のように『病気がみえる』などを活用して,効率よく復習をしましょう!

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