医師国家試験対策:マイナー科対策

目次

マイナー対策:分析編

マイナー科の分類・重要性

マイナー科とは一般に,内科・外科(メジャー科)以外の特定の臓器や部位,機能に特化した科目の総称です.

弊社のコンテンツでは特に眼科,耳鼻咽喉科,整形外科,精神科,皮膚科,泌尿器科,放射線科の7科目をマイナー科として取り扱っています. 

「マイナー」という響きのせいか,どうしてもメジャー科目の陰に隠れてしまいがちで,「国試直前になってから始めても間に合うでしょ」と対策を後回しにしている人も多いのではないでしょうか.

しかし,現実は甘くありません.マイナー科目は毎年国試全体の10~20%を占めており,マイナー科対策なくして国試の合格はありえません.

ただ,怖がる必要もありません.マイナー科目には攻略のコツがあります.

マイナー科は,メジャー科の土台を活かしつつ直前期に一気に仕上げる「短期決戦」が基本.画像やキーワードなどの暗記が得点に直結しやすく,ポイントを絞れば短期間で一気に得点源にできるのが特徴です.

「あなどれない,でも正しく備えれば確実に得点できる」. そんなマイナー科目の最新の出題傾向から,短期間で合格ラインまで引き上げるための具体的な勉強法までを解説していきます.

120回医師国試 科目別出題数

120回医師国家試験において,マイナー科からの出題数は52問(13.0%)でした.117回では60問(15.0%),118回では66問(16.5%), 119回では69問(17.3%)でしたので,例年より少し少なかったといえます.

120回医師国試 マイナー科の出題数

120回でのマイナー科の出題数の内訳は以下のようになっています.

例年では精神科の問題が多く出題されていましたが,今年は全ての科の問題がまんべんなく出題されました.この変化を受け,今後は特定のマイナー科目に固執しすぎず,全ての科の問題について対策を行う必要があるといえそうです.

マイナー科対策:実践編

ここからは,実際のマイナー科の勉強法について見ていきましょう!

①マイナー科の重要疾患をおさえよう

マイナー科は内科に比べ,各科の疾患数が少ないため,同じ疾患が繰り返し出題されやすい傾向にあります.そのため,勉強時間に対するコストパフォーマンスが高く,得点力アップにつながりやすい領域ともいえます.出題頻度が高いテーマは以下のとおりです.

【眼科】視野異常,糖尿病網膜症,加齢黄斑変性,白内障

【耳鼻咽喉科】良性発作性頭位めまい症,滲出性中耳炎,アレルギー性鼻炎,咽頭癌,急性喉頭蓋炎

【整形外科】手根管症候群,転移性骨腫瘍,リハビリテーション

【精神科】せん妄,知能検査,うつ病,統合失調症,アルコール依存症,睡眠障害

【皮膚科】壊死性筋膜炎,乾癬,水痘・帯状疱疹

【泌尿器科】尿閉,尿道カテーテル,前立腺肥大症〈BPH〉,前立腺癌,腎・尿路結石,腎盂腎炎

【放射線科】造影剤副作用

マイナー科対策としてはまず,これらに代表される頻出項目を確実におさえ,その周辺知識をつけていくというのが基本となります.

②「Q-Assist」でインプット

実際にマイナー科目の勉強を始めるにあたって,まずおすすめしたいのが講義動画「Q-Assist」(以下Qアシ)です.

Qアシは1動画が約10分と短いため,あまり時間をかけられないマイナー対策にうってつけです!科目別講義の「Q-Assist マイナー」を,通学や実習のスキマ時間を使ってどんどん視聴しておくことをおすすめします.

講義数が多くて視聴にハードルを感じる方は,①の頻出疾患から視聴を始めてみてください.

理解が難しい箇所は「病気がみえる」などを使いながら知識を定着させていきましょう.

また,通年講座を見終えた方にオススメなのが「総まとめ講座」です.1科目約2時間で全体像を網羅しつつ,国試で重要なポイントはしっかり復習することができます.

Q-Assistについてはこちら   

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③「クエスチョン・バンク」と「イヤーノートマイナー」を使って問題演習

Qアシで知識をインプットしたら,問題演習を行っていきましょう.マイナー科では特定の項目の問題が頻繁に出題されることから,過去問を解いて問題のパターンを理解していく勉強が不可欠です.

過去問題集で多くの受験生に使われているのがクエスチョン・バンク」(以下QB)です.

2025年3月時点で,全国の6年生の医学生のうち,92.5%がQBを購入していました.(※弊社サービスmediLinkの会員情報に基づく)

QBでは,特に重要な問題に関して「1周目問題」という形で掲載しているため,時間がない方はこれらの問題を解くだけでも得点力アップが見込めます.

QBを使用するにあたり,同じく弊社コンテンツであるイヤーノートマイナー」(以下「YNマイナー」)を併用することを推奨します.

QBで問題を解きながら気づいたこと,疑問に思ったことを「YNマイナー」で調べ,知識の再構築を行う,そして,一通り復習し終わったらもう一度QBに戻って問題演習をする,というサイクルを回すことで記憶を定着させることができます.
QBシリーズとYNシリーズは互いにリンクしており,併用することでより効率的な学習が可能になります.

「YNマイナー」は,2025年11月5日に発売された「イヤーノートシリーズ」の新刊です!購入はこちら(医学科セットをお持ちの方はまとめ買いもお得です!)

(クリックで画像を拡大) *メシュラン=国試頻出度

④画像問題は「イヤーノートマイナー」で対策しよう

医師国家試験では毎年多くの画像問題が出題されますが,マイナー科も例外ではありません.出題されるマイナー科の問題のうち,約3分の1が画像問題であるため,画像対策は必須といえます.120回では,マイナー科目52問中18問(34.6%)が画像問題でした.

「YNマイナー」では,本文中に豊富な写真・画像所見を取り入れています.

ただ画像を載せるだけでなく,引出線やシェーマを用いて「画像のどこを見れば良いのか」まで詳細に解説しているので,視覚的な理解を深めることができます.

「YNマイナー」を使って,効果的な画像問題対策を行いましょう!

⑤マイナー科で出題基準に新たに追加された項目

余裕がある方は118回から適用された令和6年度出題基準に追加された項目に関してもおさえておくと,より確実です.

下記項目は,出題基準に新たに追加された項目のうち,「YNマイナー」でも扱っている項目です.是非とも参照してみてください.

【令和6年度出題基準に追加された項目】
●弾性線維性仮性黄色腫
●Hailey-Hailey病
●結節性痒疹
●広場恐怖症
●投影法
●性嗜好(パラフィリア)症


いかがでしたでしょうか.マイナー科はメジャー科と比べてとっつきにくさを感じるかもしれませんが,出題される疾患が比較的限られており,要点を絞って対策すれば着実に得点できるようになる分野です.

「Qアシ」「QB」「YNマイナー」を活用して,しっかりマイナー対策をしていきましょう!

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