定番記事

国試

医師国家試験対策その7:マイナー対策

 

●ざっくり言うと…

 

・マイナー科目は国試全体の約2割を占める.


・マイナー科目は特定の項目が繰り返し出題される.


・QBと『レビューブック マイナー』で効率的な学習を.

 


 

 

マイナー科目について

 

マイナー科目とは眼科,耳鼻咽喉科,整形外科,精神科,皮膚科,泌尿器科,放射線科の全7科目で構成される領域です.

毎年国試全体の約2割を占めており,マイナー対策なくして国試の合格はありえません.

直近の第111回医師国家試験でも全500問中79問(15.8%)がマイナー科目からの出題されました.

 

■111回医師国試の科目別出題数

 

111回のマイナー科目の出題数の内訳は以下のようになっています.

111回でのマイナー科の出題は精神科が最多となっていますが,これは毎年のことなので,112回の国試でもマイナー科で最もたくさん出題されるのは精神科になると考えられます.

 

■111回医師国試 マイナー科目の出題数

 

次に国試採点サービス「TAKE OFF」のマイナー科目の正答率のデータを示します.

放射線科は問題数が少ないため正答率が安定していませんが,その他のマイナー科目は正答率がおおよそ7-8割を推移していることが分かります.他の受験生に置いて行かれないためにもしっかりとマイナー対策を行う必要があります.

 

■111回医師国試 マイナー科目の正答率

 

 

 

マイナー科目で繰り返し出題される項目

 

101回(2007年)〜110回(2016年)まで10回分の医師国家試験に出題された項目に関して点数化し,特に点数が高かった項目の一覧を下記に掲載します.

表をみると分かるように,マイナー科目は内科に比べ,各科の疾患数が少ないため,同じ疾患が繰り返し出題されやすい傾向にあります.

そのため,勉強時間に対するコストパフォーマンスが高く,得点力アップにつながりやすい領域ともいえます.

 

(画像クリックで拡大します)

 

出題頻度の高い項目を科目別にまとめると以下のようになります.

 

【眼科】ぶどう膜炎,糖尿病網膜症,白内障,緑内障

 

【耳鼻咽喉科】難聴,喉頭の炎症性疾患,咽頭癌・喉頭癌

 

【整形外科】関節リウマチ,褥瘡,骨腫瘍

 

【精神科】抑うつ障害群,統合失調症,アルコール関連障害群,睡眠覚醒障害群,意識障害,不安症群/不安障害群,Alzheimer型認知症,心的外傷およびストレス因関連障害群,自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害

 

【皮膚科】帯状疱疹

 

【泌尿器科】前立腺癌,尿路結石,性分化疾患,前立腺肥大症,尿道炎,腎盂腎炎,膀胱癌

 

 

マイナー科目対策としてはまず,これらの頻出項目を確実に押さえ,その周辺知識をつけていくというのが基本になります.

 

 

『QB vol.5 マイナー編』と『RB マイナー』を使って効率のよいマイナー対策を!

 

マイナー科目では特定の項目の問題が頻繁に出題されることから,過去問を解いて問題のパターンをインプットする勉強が不可欠です.

その過去問題集で多くの受験生に使われているのが『QB vol.5 マイナー編』です.

弊社が毎年行っているTAKE OFFアンケートによると回答者の76%がQB vol.5 マイナー編を購入していました.

 

QBには前項でお話ししたような項目別の重要度を「メシュラン」という★マークの数で記載しているため,重点的に学習すべき項目がすぐに分かるようなつくりになっています.

例えば前項の表で挙がっていた項目はメシュランで★3つの超頻出項目として記載しています.

また,特に重要な問題に関しては「1周目問題」という形で掲載しているので時間がない方はこれらの問題を解くだけでも得点力アップが見込めます.

 

QB vol.5を使用するにあたって同じく弊社書籍である『レビューブック マイナー』(RB マイナー)を併用することを推奨しています.

 

具体的にはQBを解きながら気づいたこと,ネット講座や模試で学んだことをすべてRB マイナー書き込んでマイナー科目に関する参照元をRB マイナーに一括化することをオススメしております.

 

QBシリーズとRBシリーズは下図のように互いにリンクしており,併用することでより効率的な学習が可能になります.

 

 

 

マイナー科目で出題基準に新たに追加された項目

 

余裕がある方は112回から適用される平成30年度出題基準に追加された項目に関しても押さえておくと,より確実です.

これらの項目は『レビューブック マイナー』でも扱っているので是非とも参照して下さい.

 

【平成30年度出題基準に追加された項目】

●サルコペニア 運動器症候群(ロコモティブシンドローム) 運動器不安定症

●フレイル(の評価) ●好酸球性副鼻腔炎  Wathin腫瘍 

●眼の先天異常(無眼球,ぶどう膜欠損,白子症,Peters異常)

●反復性脱臼 ●Kienbock病,膝関節壊死 ●関節内骨折 ●手段的日常生活動作(IADL)

●Nephrogenic Systemic Fibrosis(NSF)●若年発症性両側性感音難聴

 

カテゴリー