医師国家試験対策:産婦人科対策

目次

毎年国試で30問も出題がある範囲=産婦人科

「産婦人科の範囲が苦手…」という人は少なくないでしょう.
ですが,産婦人科は国試において重要な科目のひとつです.
毎年国試では,産科婦人科の問題が30問程度出題されます.

116回では産科は18問、婦人科は8問,
合わせて26問の出題がありました(小社基準によるカウント).
消化器(17問),神経(21問),血液(14問)
などの範囲と比べても出題数が多いことは明らか…….

これだけの出題数がある分野ですから,
きちんと対策のための時間を割くようにしましょう.

過去問演習+講義動画が対策のスタンダード

国試に合格された方々にお話を聞くと,
過去問演習と講義動画を組み合わせる,というのが多数派のようです.
メディックメディアでは,産婦人科の対策についても他の分野と同様に
『クエスチョン・バンク』での過去問演習と
「Q-Assist産婦人科」を組み合わせて対策を行うことをオススメします.


● タイプ別対策法:
計画的に学習を進めるしっかりさんタイプの学習法

【~3年生】
・『病気がみえる』シリーズで基礎力を強化

学校の講義の副読本として,
『病気がみえる vol.9 婦人科・乳腺外科』
『病気がみえる vol.10 産科』を活用できます.

イメージがわきにくかった部分も,
イラストを元にして,理解を深めましょう.

【4年生】
・CBT対策に「QBオンラインCBT」と『レビューブック産婦人科』を活用

CBT対策として多くの医学生が活用している「QBオンラインCBT」
これに,『レビューブック産婦人科』をあわせて活用しましょう.

『レビューブック産婦人科』は,国試を短文形式でまとめた参考書.
CBTの出題範囲には「©」マークや波線がついているので,
4年生は該当箇所を重点的に読めばOK.

問題演習で学んだことや,『病気がみえる』シリーズで学んだことなどを
『レビューブック産婦人科』にまとめ,
知識を集約していきましょう.
まとめた内容は,国試対策でも役立ってきます.

【5年・6年生】
・実習のおともに『レビューブック』+動画視聴・問題演習

産婦人科の勉強は,
実際に実習で経験する方が,問題集を解くよりも圧倒的に効率的です
メジャーの内科など,実際に見ていなくても解けてしまう科もありますが,
産婦人科では,検診の器具や使い方,エコーでの胎児評価,腫瘍の画像や治療方針など,
一度自分の目で見て,先生に解説してもらえば,
簡単に理解できてしまう内容も多くあります.
そのため,まだ選択実習を決める前の方は,
産婦人科を選択することがオススメ!

そして,
実習に合わせて,講義動画の視聴・問題演習も行いましょう.

産婦人科は今までのプール問題をベースにした問題も多いので,
問題を覚えてしまうくらい何度も解くようにしましょう.
見たことがあるという記憶も,本番では強みになります.
また,解答の暗記によって,過去問ベースのひねった問題にも応用が効くようになります.
いつでも見たい時に見直せるように
学んだことは『レビューブック産婦人科』に集約.
苦手な分野は『病気がみえる』シリーズも見直して,
知識を定着させていきます!

このように学習を進めていけば,しっかりと知識が身につき,
産婦人科を得点源にすることができるでしょう.


●タイプ別対策法:
対策がギリギリになってしまった…かけこみちゃんタイプの学習法

【6年秋頃~】
・「Q-Assist」×「QB」で産婦人科を攻略する

産婦人科の対策がギリギリになってしまった…という人も
基本的には「Q-Assist」×「QB」の組み合わせがオススメです.
ですが,すべての動画を視聴する時間がとれない場合もあるかと思います.
そんな時は,苦手な分野だけをピックアップして
「Q-Assist」の講義を視聴しましょう.

「Q-Assist」は項目ごとに分かれていて,
1つの動画が10分前後と短いので
苦手な項目だけを見るのに最適です.
苦手な部分のみを視聴すれば時間の無駄がありません!

苦手分野の知識を整理したら,
「QB」で過去問題の演習をして,知識をさらに定着させていきます.

「Q-Assist」と「QB」を組み合わせていけば,
少ない時間でも,産婦人科をマスターすることは可能です!

産婦人科は勉強量が結果に結びつきやすい分野

産婦人科は,過去問演習をしっかりこなせば,
暗記で通用する部分も比較的多いため,
着実に得点できるようになる分野です.

どんなに苦手でも,粘り強く勉強していくと
自然と点数が取れてくるはず!

講義動画と問題演習を組み合わせて,
ぜひ産婦人科を得点源にしてください.

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