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第112回 医師国家試験【体験記】苦手な画像を克服!僕のアトラス体験記

こんにちは,編集部のY.Tです.
今回は,画像問題に苦手意識のあった先輩が,
国家試験までにとった対策を紹介します.
(ちなみにこの先輩は国試後,「画像は得意です!」とアルバイトにいらっしゃいました!)
ぜひ,お読みください!

 

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第112回 医師国家試験【体験記】

苦手な画像を克服!僕のアトラス体験記
(順天堂大学 K.Yさん)
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■□はじめに□■

 

皆さんこんにちは.
国試を意識し始めるにつれ,
どのような勉強をすればいいのか,画像が苦手でどうしたらいいのか,など
多くの不安を感じている方もいると思います.
そこで今回は,多くの方が使用しているであろうイヤーノートのアトラス(画像集)について
自分の体験をつづらせていただきたいと思います.

 

■□イヤーノート・アトラスとは?□■

 

イヤーノート・アトラス(以下,アトラス)はイヤーノートの付録で,
メジャー・マイナー・産婦・小児の
各科の疾患ごとに特徴的な画像(X線,CT,MRI,病理,内視鏡など)を
掲載している参考書です.

 

イヤーノート本体にはないマイナー科目まで,
国試に出題される疾患が網羅的に掲載されており,
画像問題対策にとても役に立つ参考書です.

 

僕は画像問題に苦手意識があったのでこのアトラスをよく使っていました.

 

正常のX線像やCT像も載っているため,
基本から学びたい方にもおすすめです.

 

■□正常を覚える□■

 

僕はこのアトラスを6年生の7月頃から使い始めました.

 

僕の大学では9月から卒業試験が始まるので
初めはその対策として使っていました.
使い方としてはまず,正常の画像を覚え,
問題の画像を見た際にどこが正常と違うかを感じられるようにしました.

 

それができたら次にCT,MRIなどの
基本事項(脂肪はCT,T1,T2でどう見えるかなど)をたたきこみ,
アトラスの画像を見て実際にその通りになっているのかを確認していきました.
これは放射線科で学ぶことなので,その際にしっかりと自分のものにしましょう.

 

この繰り返しで,基本的な正常画像の特徴が当たり前に感じられる様になっていきます.

 

■□疾患の特徴をつかむ□■

 

その次に各疾患の特徴的な画像を覚えます.
その際,X線像,CT,MRIなどの特徴的な画像だけではなく,
病態などを絡めて理解しましょう.

 

そうすることで応用問題などにも対応できるようになります.
また,疾患の周辺知識を増やすことも心がけましょう.
例えば,呼吸器分野の頻出事項である,サルコイドーシスの肺門リンパ節腫脹のX線像
アトラスで確認するとします.

 

この時,X線像を見ておしまい,ではなく,
異なる検査画像も確認するようにすると,
CTの縦隔条件と肺野条件で見える病変の違いや,
診断にガリウムシンチが有効なこと,
皮膚サルコイド結節を合併すること,
病理像では特徴的な非乾酪性肉芽腫を示すこと,など
様々な周辺知識も頭に入り,同時にたくさんの知識を得ることができます.

 

他にも,関節リウマチでは前腕伸側の皮下結節の写真が載っており,
この場合,写真を見ておくことで好発部位を自然に覚えることもできます.

 

■□国試に合わせた確認作業□■

 

卒試が終わった12月頃からは,
国試に出た疾患の画像チェックという形でアトラスを使っていました.

 

特に,消化器・呼吸器・血液内科・マイナー科に関しては
全部のページを熟読する形で使用していました.
いずれの科も特に画像が多く出る分野である上に有名疾患が多いため,
これらを見直すだけでも,基本的な画像問題はもちろん,
差のつく画像問題の取りこぼしが少なくなると思います.

 

直前過ぎて時間がないという方も,
毎年同じような画像が出ることが多く,難しい疾患は出てこないので
マイナー科だけでも見ておくことをおすすめします.

 

実際に今回の試験でもアトラスを見ておくだけで解けるような,
差のつく問題が何問か出題されておりました.

 

以上が体験記となります.
皆さんのお役に立てば幸いに思います.
国試の勉強は終わりがないくらい果てしなく,
メンタル的にも厳しいものになるかもしれませんが仲間と協力して頑張ってください.
応援しています.

 

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いかがでしたでしょうか.
アトラスをうまく使って,苦手な画像問題を克服したK.Yさんの体験記でした.
「画像問題が苦手だけどどう対策したらいいんだろう…」と悩んでいる方は
ぜひアトラスを活用してみてくださいね.
K.Yさん,貴重な体験記をありがとうございました!
(編集部Y.T)