レビューブック 公衆衛生 2025
第112回 医師国家試験【体験記】これでもう迷わない!直前期の国試対策
こんにちは,編集K.A(3)です.
いつの間にか11月ももう半ば.
国試が迫ってきたけど,これから一体何をやったらいいんだろう…
と悩んでいる方も多いのでは?
本日は,先輩の直前期対策についての体験記を公開します!
ぜひ参考にしてみてください.
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これでもう迷わない!直前期の国試対策
J大学:H.Hさん
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◆◆◆直前期にやるべきこと◆◆◆
①直前講座
②必修対策
③公衆衛生対策
④模試の復習
◆11月まで◆
臨床実習中に科目別『クエスチョン・バンク(以下『QB』)』を解きすすめ,
6年生の夏前ごろまでは『QB』を解きながらオリジナルまとめノートをつくっていました.
結局すべて作り上げることはできず,ムラができてしまったように思いますが,
何事も完璧を求めずポイントを押さえた勉強が大事だと痛感しました.
公衆衛生に関しては,秋の卒業試験前に『QB公衆衛生』を2周していました.
◆11月~12月◆ –まとめ講座で総復習.必修対策も開始−
卒業試験を終えほっとしたのも束の間,気づけば国試まであと100日足らずと迫っていて焦りました.
この頃各予備校での直前まとめ講座が配信されはじめ,私も周りと同じようにこのまとめ講座で総復習を始めました.
このとき,出題比率の高いメジャー内科の対策にばかり時間をかけてしまいがちなのですが,
小児科や産婦人科,マイナー科目もおろそかにしてはいけません.
また,苦手な科目は年内につぶしておくとよいと思います!
私は12月の模試をひとつの目標として設定し、そこまでにまとめ講座を一通り見ることにしました.
直前期には『QB』を解きなおす余裕はなく,やはり臨床実習中に『QB』を解き進めておいて良かったと思いました.
必修対策としては『QB必修』が1番使えました.
必修は「簡単な問題」と高を括っていたところがありましたが実際そうではなく,
また,直前期はどんどん知識がついてくるので,以前はよく考えずとも解けていたような問題でつまづいてしまうことがよくあります.
『QB必修』は年内から少しずつ進めていくと良いと思います.
公衆衛生は気分転換に少しだけやっていましたが年内はそれほど時間を割けませんでした.
◆1月◆ —公衆衛生に本腰を入れる!回数別も忘れずに—
年内はまとめノートや予備校講座の復習と『QB必修』に充て,年明けから本格的に『QB公衆衛生』を手に取りました.
『QB公衆衛生』は秋までに2周(少なくとも1周)しておくことをおすすめします!
公衆衛生は日本語で解けてしまう問題もたまにあります.秋のうちにそういう問題を見極め,
暗記すべきポイントや今後の出題を予想しながら進めていくと効率的で,差をつけることができると思います.
年明けに最後の模試を受験し,その次の週から『回数別医師国家試験問題解説(以下『回数別』)』3年分を解き始めました.
3~4日間かけて1年分を解きながら,まとめノートで復習するようにしていました.
日中は『回数別』,『QB必修』,『QB公衆衛生』,夜寝る前は『レビューブック公衆衛生』で暗記もの,
という1日のサイクルを作りました.この時期は勉強時間が長くなり,一番辛かったです.
◆2月◆ —迷ったら必修と公衆衛生—
1月には予備校のライブ直前講座を受講したこともあって,意外に自分の勉強に充てる時間がありませんでした.
2月に入ると何をやったらいいか分からなくなるかもしれませんが,
そんなときにぴったりなのが公衆衛生です.
暗記なので,知っていれば解ける,知らなければ解けない,しかも必修でも出る公衆衛生はコスパの良い科目でした.
また,超直前期こそ『QB必修』をやりこんでいいと思います.
最後は必修で落ちるといわれているくらいですし,私自身もう少し『QB必修』をやっておけば本番にもっと自信をもって臨めたのでは,と振り返っています.
私は超直前期にはまとめノートと予備校の模試の復習をして,あやふやだった知識を確認していました.
前日は予備校の直前講座を受講し,まとめノートを携え宿泊先へと向かいました.
◆国試当日◆
まとめノートと『レビューブック』,予備校直前講座の教材を会場へもっていきましたが結構な量になってしまいました.
教材は同じ部屋の友達と分担して持っていくのもありだと思います.
ひざ掛けなどの寒さ対策とチョコレートは必須アイテムです!
夜は眠れないかもしれませんが周りもみな同じですし,2日間くらいならなんとかなります.
寝れたらいいな,くらいに思っておくと気持ちが楽になると思います.
◆最後に◆
112回からガイドラインが変更となりましたがふたを開けてみれば過去問に準じた問題が多く,勉強法も大きく変わることはないと思いました.
みんなが解ける問題を確実にとること,もし間違えたとしても思い悩まず前へ進むこと.この2つが大切です!頑張ってください!!