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第114回 医師国家試験【体験記】国試当日は想定外の連続…では,今の段階ですべきことは?

 

こんにちは,編集部のA.M.です.

 

皆さんは,本番に強い方ですか?
「もともと本番には弱い方…だけど,
本番を意識した練習を何度もすることで,
入試や進級試験を乗り切ってきた!」
医学生の中には,そんな方も多いのではないでしょうか.

 

卒試や模試も,国試本番に向けた練習…と考えることもできるかもしれません.
実際,時間配分や出題形式は,国試本番を意識したものが多いと思います.

 

でも,もし,
時間配分や出題形式「以外の」要素にも目を向けてみるべきだとしたら…?

 

今回ご紹介する先輩の体験談を読めば,
時間配分や出題形式に慣れる以外にも,卒試・模試を活用する方法が,きっと見つかるはずです!

 

◆◆◆
国試当日は想定外の連続…
では,今の段階ですべきことは?
(S大学 W.S.さん)
◆◆◆

 

どんなに勉強をした人でも,国試当日はとても緊張するものです.
そこで,当日少しでも緊張しないように,厚生労働省から送られてくる国試についての資料を読んだり,前もって様々な先輩に当日の話を聞いたりしますよね.
自分では準備に準備を重ねたつもり….
それにもちろん,模試や卒試なども受けてから国試に臨むわけです.

 

私は,これらの試験を受けていれば,そこまで環境やスケジュールには違いを感じないだろうと思っていました.

しかし,実際には,【国試当日は卒試や模試とは,一線を画する厳しさ】でした…!

考えてみると,私たちが受験するのは「国家試験」なんです.

不正が起こらないように厳しくするのは当たり前といえます.

それでも,実際に受験してみるまで甘く見ていたために,驚いたことが多々ありました.
ここでは私が国試当日に気づいたことで,【もっと早く知っていたらよかった】と思うことをご紹介します.
※編集注※ 下記の内容は,115回でも同様とは限りませんので予めご了承ください.

 

●知ってましたか?

文字入りの鉛筆,座布団,目薬,冷えピタ,ひざかけ…すべてアウト!

大学入試などと同様に,鉛筆の柄には制限がありました.
そして,試験中に鉛筆を削るときはそのたびに許可をとり,バッグから鉛筆削りを取り出して削らなければならないようでした.
ペン型の消しゴムを注意されている人もいたので,すべて無難なものを準備しておいたほうがよさそうです.
また,その時体調が悪いかなにかで冷えピタを貼っていた人が,剥がすように注意されていました.

座布団や目薬なども,事前に申請していないと試験中は使うことができないようです.
さらには,上着をひざ掛けとして使用することもできないようでした.

こんなことは,まだまだまだあります.
持病がなくても,顔が火照ってしまうために冷えピタを貼ったり…
硬い椅子が得意でない人は自席に座布団を置きっぱなしであったり…
ドライアイや眠気覚まし対策のために目薬を机に置いていたり….
当日は,全部アウトです!

 

これらの共通点は,【どれも卒試や模試では,特に考えずにしてしまいそう】ということです.
これらが当日使えないことで合否に影響が出るほど困る!という人は多くないと思います.

しかし,【当日試験官に厳しい口調で注意された場合,メンタルに悪影響】がでる人は多いのではないでしょうか.
ですから,模試や卒試の時からこれらの条件を意識しておいたほうがよいです.

 

●そして…試験官の説明が長い!最後まで聞きましょう!

厚生労働省からの資料にも試験時間や説明開始時間が記載されています.
卒試など大学の試験ではせいぜい長くても15分ほどの説明で終わりますが,
【国試当日は試験開始ギリギリまで30分ほど重要なことを説明されます.】
ひとつひとつ注意して聞いておきましょう.

 

●当然,休み時間にも魔物が棲む

私は,卒試の休み時間に友人と話したり.『イヤーノート』で調べたりしていましたが,これも国試では勝手が違いました.
前述のとおり意外と試験前の説明時間が長く,さらに試験終了後の確認作業に時間がかかります.つまり…【国試当日は思っていた以上に休み時間がありませんでした!】
ですので,当日はトイレに行ったり,友人と少し話したりするだけで休み時間が終わってしまいます.

休み時間にたくさん資料をみたり,友人と最終確認をしたりしたい人には物足りない時間だと思います.これを見越して,卒試や模試などでも,必要最低限の勉強だけをするという考え方もありかと思います.
また,前述の理由から【お昼ご飯を食べる時間も思っていたより短かった】ので、お昼を軽めにしたり,短い時間で食べることができるような食べやすいものにしたりしてもよかったなと思いました.

 

●そもそも時間割が変わる…だと…?

(これはレアケースかも.今年はないといいですね)

私たちの代は,時間割が変わったため各ブロックの問題数も変更になりました.ですがそのブロックが何問あるかは知らされておらず,なんと当日知りました.
模試は前年度の国試の時間割をもとに作られていたため,私を含め,今まで通りCブロックが66問,Fブロックが84問だと思って初日を迎えた受験生が多く,Aブロックは模試の時よりも疲れたなどと言っている受験生がいました.

 

ここまでお話したように,
!!!!【予想だにしていなかったことも起こりうるのが国試当日】です…!!!!
そう考えたら,せっかくのリハーサルの機会に,ただ問題を淡々と時間内に解いて終わり,ではもったいないですよね.
次の模試や卒試の時には普段より1段階気を引き締めるつもりで,模試や卒試の段階から国試を見越した【心の準備や持ち物の選定】も意識してみてはいかがでしょうか?

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いかがでしたか?

「本番に弱い,動揺しちゃったらどうしよう…」と心配な方は,
ぜひ,模試や卒試を活用して,自信を持って本番に臨みましょう!

 

参考にしてみてくださいね!

 

(編集部A.M.)