国試

[4〜6年生向け]実習に!国試に!『レビューブック小児科』はこう使え!【体験記】

みなさんこんにちは.編集部Hです.
まだまだ暑い日はあるものの,時折吹く涼しい風に秋を感じる季節になってきましたね.

本日は,先輩の小児科勉強法(臨床実習,国試対策編)をお届けします.
これから小児科実習をまわるぞ!という4,5年生の方,メジャー対策がひと通り終わり,そろそろ本格的に小児科対策をはじめなければ…という6年生の方,必読です!


レビューブック小児科を活用した小児科対策
(東海大学 T.Yさん)


学内試験・実習用に『レビューブック小児科』を購入

CBTが終わり病棟実習が開始した頃,「学内試験や実習中の勉強用として何か小児科の参考書がほしいなぁ」と思い,『レビューブック小児科』を購入しました.

それまではわからないことがあると主に『病気がみえる』を主に使って勉強することが多かったのですが,

・『病気がみえる』はまだ小児科が発売されていなかった

・CBT対策として『レビューブック内科・外科』『レビューブックマイナー』も使用していたため,使い慣れていた

・周囲で使っている人がいた

などの理由から,小児科についても『レビューブック小児科』を購入してみようと思いました.

まとめノートはもういらない!
『レビューブック小児科』には本当に欲しい情報だけが載っていた

私の大学では小児科の実習の最後にテストがあり,「QBオンライン(国試版)」(以下「QB」)の問題や,「QB」の改変問題が出るため,「QB」を演習する必要がありました. 

CBTのときの勉強法としては,「QBオンライン(CBT版)」の解説の内容で大切な部分を自分のノートにメモし,覚えるという勉強をしていました.

しかし,国試版の「QB」となると小児科だけでも量が多く,また各疾患について系統的に勉強する必要がありました

『レビューブック小児科』では各疾患の国試対策として必要最低限の知識がまとまっており,国試で出題される疾患はだいたい網羅されているのに,量が多すぎず,以前自分が作っていたまとめと似たように使うことができました.また重要語句が赤字になっていたり,国試に出た語句に下線が引いてあったりするため,「本当に知っていなくてはいけない知識」がわかりやすかったです.

▲編集より:『レビューブック小児科』の紙面はこんな感じになってます

自分なりの書き込みでさらに分かりやすく!復習しやすい書き込みの工夫

現在は国試対策の教材として『レビューブック小児科』と「Q-Assist」(以下「QA」)の動画教材を主に使っています.

「QA」をみながら「QA」のメインテキストや『レビューブック小児科』に書き込みをしているのですが,私の中での書き込みのルールとして,国試の答えになっていた内容や何度も間違える内容はオレンジ答え以外の選択肢で知らなかった知識などを黄色のマーカーで線を引いています.

そして,「QB」を解いていて知らない知識がでてきたときに,『レビューブック小児科』や「QA」のメインテキストを確認して線を引き,同じ疾患に関して,国試で問われていなかった周辺知識についても確認するという繰り返しをします.   

こうすることによって後で見直した時に,自分がよく間違える知識や国試で本当によく問われる知識が一目でわかりますし,他の問題を解いていてそのページを開いた時に,マーカーがひいてあることで目に入り,その知識についてももう一度復習することができます.

かきこみ
▲自分なりの書き込みで『レビューブック小児科』を育てています

メモはQ-Assist教材,調べ物や暗記はレビューブック

私は「QA」の教材はPDFでiPadに保存しており,『レビューブック小児科』は書籍で勉強しています.

問題を解いていて気付いたことや暗記の語呂など何かメモするときは,必ず持ち歩いている「QA」のテキストのほうに書き込むようにしています.

このため,問題を解いていてわからないことがあるとまず「QA」のテキストを確認します.「QA」のテキストは映像講義のメモなども記載しており,知識を思い出すのには最適です.

ただ,ここには載っていない細かい知識を確認したいときや,文章でもう少し理解を深めたいと思ったときには足りないことがあり,そのようなときには『レビューブック小児科』で調べるようにしています.

また,『レビューブック小児科』には赤シートも入っているので,ここの知識だけは絶対に覚えたいというときには赤シートを使って暗記するのに使うこともあります.

他の科目ではさらに『病気がみえる』も活用

少し話はそれますが,内科では『病気がみえる』も勉強に使っているので,私なりの使い方を紹介させていただきます.

その科目を最初に勉強する時,すなわち理解する段階では『病気がみえる』を読み,写真や図でイメージを掴んで疾患について理解します.

2周目以降の勉強で「QB」の問題を解く時に,「疾患について大体理解はできたけどまだ知識として定着していない」段階では,知識を確認するために『レビューブック』を活用しています.

また『レビューブック内科・外科』や『レビューブックマイナー』は複数の科の内容が1冊にまとまっているため,大学やカフェで勉強するために参考書を持っていきたいというときにはとても役に立っています.

『レビューブック』を使った勉強法の一例!

【編集部コメント】

『レビューブック』と『病気がみえる』の併用のコツについては,下記記事でもくわしく説明しております▼

https://informa.medilink-study.com/web-informa/post37677.html/

自分なりの勉強方法をはやめに確立して!

医学部の勉強は学年が上がるにつれ,覚えるべき内容が増えてきます.テストの度にまとめを作ったり,新たな勉強法をやったりするのは大変です.

低学年のうちから,わからない知識はどの参考書を使って調べるのか,復習用にメモするときはどこにメモしておくのか,テスト前に復習するときには何を確認するのかなどを自分なりにルールを作っておくと,高学年になって全範囲の勉強をするようになった時に楽に勉強を始められると思います.

発売されている参考書をうまく活用し,学内試験・国試を乗り切りましょう!!


「Q-Assist」,『レビューブック』,『病気がみえる』をうまく使い分けている6年生の勉強法,いかがでしたでしょうか.

記事内で何度も出てきた『CBT・医師国家試験のためのレビューブック小児科』,先週2022年9月9日に改訂第5版が発売されました!『レビューブック小児科』のコンパクトさはそのままに,最新国試,ガイドラインなどを反映した内容となっております.

ぜひチェックしてみてください.

また,これまで『病気がみえる』がなかった小児科ですが,来月には『病気がみえる 小児科』も発売されます!ご紹介した内科の勉強法が小児科にも使えるようになりそうです.

覚える範囲が広く,また,成人と違ってイメージしづらいことから苦手意識を持つ学生が多い小児科ですが,自分なりの勉強方法を確立して,しっかり対策してきましょう!

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