レビューブック 必修・禁忌(第5版)
[3〜6年生向け]【国試体験記】CBTから国試まで使える『レビューブックマイナー』
残暑が厳しい今日この頃ですが,皆様いかがお過ごしでしょうか.
本日は『レビューブックマイナー』(以下『RBマイナー』)を活用してCBT〜国試を乗り切り,見事117回国試に合格された先輩の体験記をご紹介します!
これからのマイナー科の勉強をどう進めていこうか悩んでいる低学年の方,さらにはマイナー科の学習の総復習をしたい高学年の方にも参考になる記事かと思いますので,ぜひご覧ください!
書き込んでずっと使い倒せる『RBマイナー』
(順天堂大学,K.K.さん)
医師国家試験合格のためにはみんなと同じことをみんなと同じだけやれ!とよく言いますが,それって何だかよくわからない,と思ったことはありませんか?また,学校の系統授業で学んだこととCBT・国試の過去問がどうもよく対応しない…という悩みを持ったことはありませんか?
医師国家試験のための教科書や参考書はたくさんありますが,何を使ったらいいのかわからない,と思ったことはありませんか?また,高校生までの手書きの勉強方法に慣れていて,医学部の勉強でもそれを活かしたい!と思ったことはありませんか?
私は『RBマイナー』の書籍を知識のプラットフォームとして利用し,CBTから国試まで乗り切りました.同じような悩みを持つ人の参考になれば幸いです.
3年ごろから始まる系統授業.訳も分からずレジュメで勉強していた時代
私の大学では3年の頃から系統授業が始まります.どこの大学も同じかもしれませんが,レジュメを配布され,それに沿った講義が行われました.
科目・先生によって難易度やレジュメの系統も異なり,いまいち必須のレベル感や需要事項が見えづらいなあと感じていました.当時は,高校時代から慣れ親しんだ手書きでまとめて覚える,を継続したいとの意志だけはあったので,手書きでまとめようとは考えており,とりあえずレジュメをベースに自作のノートを作成し学内試験対策をしていました.
CBTを控えた4年前期に出会った「超カンペキなまとめノート」
数ヵ月後にCBTを控えた4年の前期,私は勉強方法で困っていました.これまでは学内試験対策をふんわりとレジュメや自作のまとめノートでやってきましたが,ここから取り掛からねばいけないCBTはきっと国試にもつながる大事な試験.おざなりで勉強してはいけない…とはわかりつつも「CBTの知識をどこに集約すればよいのだろうか」と.CBTの試験範囲は膨大なので,さすがにこれまでの学校の系統講義のように自作の手書きまとめノートで乗り切ることは不可能です.
どうしようか…と思っていたそんな時,WEB INFORMAでRBを使ってコスパよくマイナー科を得点源にしていた先輩の記事を読みました.こんな書籍があるのかと思い書店に行って実物を開いてみると,求めていたものはこれだ!とビビっときました.
まず,構成がわかりやすいです.INTROで各疾患の大まかなイメージをつかめます.臨床を勉強しはじめのころは特に,各疾患のイメージがまだつかめていなかったのでありがたかったです.
その後は症状,検査,治療,予後で項立てしてあるので流れもわかりやすく,似ている疾患を比較しながら勉強することにも役立ちました.また,重要な事項は赤シートで消えるし,CBTや国試に出たものも一目でわかるし,星で一目で国試においての重要度がわかるし(これは特に自分ではわからないところだと思います!),超完璧なまとめノートを手に入れられた!と感じました.また,これだけまとまっているのだからCBT前の時期から繰り返し見ていれば国試までには大体覚えられるのではないかと感じました.
マイナー科ってCBTでは出題数もそれほど多くなく,勉強が後回しになりがちですよね.
実際私もマイナー科は5年生の後期ごろから対策をはじめてCBTではそれほどエネルギーを使わなかったのですが,以下の勉強法でコスパよく勉強ができました.
①「QBオンライン 医学共用試験CBT」で問題を解く.
②該当する疾患頁を開く.
③疾患のポイントや,診断から治療までの流れを把握する.その時,『RBマイナー』にはカラー画像の掲載があるので,同時に画像も確認する.
④直前期には『RBマイナー』をざっと復習するだけでOK.
以上の①から③の反復で,CBTの過去問で問われたことを『RBマイナー』で繰り返し復習した結果,自信をもって本番に望むことができました.その結果,CBTは余裕で合格できました!
インプットとしてもアウトプットとしても
CBTで成功した経験から,『RBマイナー』を知識の集約の場としようと決めてからは,国試にむけても同様の勉強法を続けました.
QBで間違えたポイントや授業で言われたことをどんどん書き込んでいきました.書き込むという行為は知識が増えていくのはもちろんのこと,なぜそのことを書き込んだのかがエピソード記憶になって残るのも良い点です.書き込みを後で見返して,「あーこんな問題あったな,とか授業で言われたな」など思い出すことができました.
CBTをクリアし,ポリクリが始まってからも白衣のポケットに入れて持ち運んで,先生に言われたことを確認したり,学んだことをメモがわりに書き込んだりしました.どこが国家試験で問われた内容かすぐわかるので,『RBマイナー』を見ながら班員と暇な時間に問題を出し合ったのも良い思い出です笑.
また,赤シートで隠せるので,アウトプットの確認としても使えました.繰り返し使うことで無理なく各疾患のイメージがつかめました.眼底写真や鼓膜所見などマイナー科において重要な画像もCBTの時期から継続して繰り返し見ることによって,得意に感じるようになりました.逆に言うと,『RBマイナー』で繰り返し見たことで,「重要な画像なんだ」とインプットできたようにも感じます.
国試当日までしっかり使える!
病院実習が終わり,本格的に卒業試験,国家試験の勉強の時も私は変わらず『RBマイナー』を知識の集約先として使っていました.国家試験より難しいと評される卒業試験でしたが,『RBマイナー』に書いてある重要事項で各疾患の骨格が掴めていれば解けると感じました.この時期になると体に馴染んでさながら岸辺露伴のヘブンズ・ドアー状態です.
卒業試験で問われた苦手なところはピンク,国試直前の時期に間違えたところは黄色で線を引くようにしたので一目で苦手なところが確認できるようになりました.
そのため,国試当日の電車の中までしっかり読み物としても使えました.また,使い込んでボロボロになった『RBマイナー』は国家試験直前の不安な心にもよく効きました笑.
まとめ
『RBマイナー』を使って,私はCBTから国家試験まで無理なく勉強ができました.マイナー科って希望進路でない限り,かなり勉強が億劫で大変なはず.国試までの対策としてなるべくコスパ良く手軽に使えるものを使えた経験は,振り返ってみても大成功だったなと思います.私は手書き派だったので使いませんでしたが,電子版もあります.それぞれの勉強スタイルにあう教材とその使い方があると思いますが,知識の集約場所に迷っている方や手書きで勉強をしたい方,手軽に持ち運べるまとまった参考書がほしい方は一度『RBマイナー』を開いてみてはいかがでしょうか!
『RBマイナー』を知識の集約先として使用し,国試までを乗り切った先輩の勉強法,いかがでしたでしょうか.
記事内で出てきた『RBマイナー』は,昨年改訂第10版が発売されました!
マイナー科の『病気がみえる』への参照ページも追加され,さらに使用しやすくなっています.
ぜひチェックしてみてください!
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