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[6年生向け]第117回医師国試【体験記】偏差値27から逆転!ギリギリの公衆衛生対策

6年生の皆さん,公衆衛生対策は始めていますか?

公衆衛生は短期間で集中して対策を行っても十分間に合いますが,

早めに始めるに越したことはありません.

今回は12月に入ってから公衆衛生対策を始めた「かけこみ型」の国試体験記をお届けします!


偏差値27から逆転!ギリギリの公衆衛生対策
(千葉大学 S.Sさん)


はじめに

国試に合格する上で絶対に欠かせないもの,それは公衆衛生対策です.
皆さんご存知かと思いますが,公衆衛生は科目別で最も出題数が多いため,入念な対策が求められます.
ですが正直なところ何から始めたらいいのかわからないし,そもそも対策を始めるのに腰が重いかと思います(自分だけ?).

そんな私は,第2回メディックメディア模試の公衆衛生で偏差値27という壊滅的な成績を記録してしまいました.
流石に焦りが生じたため,12月中旬頃から公衆衛生対策を始めました.

私がどのように公衆衛生対策をしたのかつらつら書いていきますので,国試本番が迫っているけれど公衆衛生対策ができていない方に参考にしていただけると嬉しいです!

(※基本的には余裕をもって対策を始めることをお勧めします…)

私の勉強スケジュール

▼〜12月中旬まで

公衆衛生対策をしないといけないと考えていましたが,この時期はマイナー科目の対策に集中していたため,公衆衛生には一切手が付けられていませんでした.
前述の通り,公衆衛生無対策で臨んだ第2回メディックメディア模試で壊滅的な成績を叩き出してしまったため,その時から対策を始めました.

▼ 12月中旬〜1月中旬

まずは公衆衛生の講義動画を見始めました.
一気に動画を見てもあまり記憶が定着しないと個人的に感じていたので,2~3日ごとに1本のペースで進め,1月中旬頃に見終わりました.

ただし,講義動画と同時並行するかたちで講義動画のテキストに掲載されている問題の演習もしっかりこなしました.

講義動画でインプット→問題演習でアウトプットの流れを守ったため,講義動画を見終わった段階である程度知識を定着させることができ,『クエスチョン・バンク公衆衛生』の問題もそこそこ解けるようになっていました.

▼ 1月中旬〜1月下旬

講義動画を見終わった後は,公衆衛生の勉強時間はほとんど演習に費やしました.
QBオンラインのミニテスト機能を使って,初めて解いた際に間違えた問題QBの1周目問題を中心に毎日100問(50問2セット)のランダム演習を続けました.
少しでも疑問が生じれば逐一講義動画のテキストや『公衆衛生がみえる』を参照し,曖昧な部分を潰していきました.

また,この時期から法律などのなかなか覚えられない知識をANKIに移し始めました.

▼ 1月下旬〜国試直前

上記の日々の問題演習は問題数を50問に減らし継続しつつ,作成したANKIのセットをひたすら反復しました.
この頃には12月中旬の自分からは想像もつかないほど公衆衛生の実力がついていたと思います.

国試本番を終えて

短期間ではありましたが,かなり密度の濃い対策ができたので公衆衛生には特に不安を感じることなく本番に臨むことができました.

実際にはわからない問題も数問ありましたが,「これだけ対策したのにわからない問題はきっと他の受験生もわからないはず」と開き直ることができ,特に焦ることもなく淡々と解き進められました.

試験後に友人と話をしたところ,わからない問題や迷った問題はほとんど同じでした.
難しい問題にフォーカスしがちですが,講義動画を見て問題演習をしっかり行えば合格レベルに到達できると思います.
国試が終わってから自己採点をした結果,合格には十分な得点率でした.

最後に

国試を振り返ってみると,対策方法としては間違っていなかったと感じています.
他の受験生と同じように講義動画を見て,問題演習をしっかりする,これが王道だと思います.

反省点としては言うまでもなく始める時期が遅かったことです.
1~2ヵ月早く始めていれば,精神的にも実力的にもより余裕をもって直前期を過ごすことができたかもしれません.

私の対策方法はあくまで1例で,具体的な方法は100人いれば100通りあると思います.
色々な人のアドバイスも聞きながら自分なりの対策方法を編み出していきましょう.
国試対策がんばってください!


いかがでしたか.
この体験記を参考に,まだ公衆衛生対策を始めていない方も,なるべく早く手をつけることを検討してみてください.

(編集T.F)

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