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[初期研修医・医学部高学年向け]『診察ができる vol.2 鑑別診断』のご紹介〔OSCE対策・臨床実習に〕

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臨床推論・鑑別診断を学ぶ人のためのガイドマップ『診察ができる vol.2 鑑別診断』が2024年4月4日に発売されます!初期研修の臨床推論,Post-CC OSCE対策での必読本です!

1.書籍コンセプト

 

 この本は初期研修医および実習やPost-CC OSCE対策を行う医学生に最適な一冊です。

Post-CC OSCEでは定められた時間内に「問診」「身体診察」「鑑別診断」「指導医へのプレゼンテーション」を行う必要があります。それらの学習すべてをこの『診察ができる vol.2 鑑別診断』一冊で対応することが可能です!

2.書籍内容

 

 本書籍では『主訴』から『鑑別診断』を考えることができるように、『腹痛』『呼吸困難』といった『症候』を軸に鑑別診断を学習することができます!!科目ごとの学習、疾患ごとの学習より、より臨床に近い形の思考のプロセスを培うことができる書籍となっております!

①39の主要症候から鑑別を挙げることができる!

 『症候』を軸に鑑別すべき疾患は何か、どんな内容を問診しどのような身体所見を取る必要があるかを徹底解説しています!症候の定義から詳しく解説しているので、0からしっかり理解し、自力で鑑別を考えることができるようになります。

②主要100疾患の問診から診断後の対応までできる!

 症候ベースでの記載のみだと、各疾患を軸に考えるべき内容がどうしても不足してしまいます。それを補うため、今回は主要な100疾患に厳選して、『主要疾患』章で解説しました。ある疾患を疑った場合の特異的な所見や、今後の対応についてすべて1ページでまとめられているため、素早く必要な情報を得られます。

 主訴から鑑別疾患を想起して、『主要症候』の章で必要な問診の仕方を確認し、ある程度疾患を絞り込みます。疾患が絞り込めたら、『主要疾患』の章でどのような検査を行い、対応を行うかを確認するのが、おすすめの使用法です!

③緊急対応が必要な救急車搬送時の対応ができる!

 「バイタルサインが不安定で悠長に問診することができない」ことや、「時間的制約・検査の制約などから迅速に検査・処置を行い、緊急度を判断し、入院か帰宅可能かを判断する」必要がある場面が救急外来や夜間当直ではあるでしょう。

そのような場面でも落ち着いて適切な検査・処置を行えるように『救急車搬送時の初期対応』の章では、救急外来で遭遇することの多いもの、なおかつ重篤・緊急を要する疾患がみられうる15症候について掲載しています。

④動画解説で手技も症候も深く理解し、慌てずにできる!

 最後に付録として、初期研修・臨床実習で必須の手技である『感染対策』『静脈採血』『持続的導尿』『心電図』を、動画付きで解説しています!

 vol.1 『身体診察』とあわせて学習することでPre-CC OSCEに出題される課題をすべてカバーできます!

また、「主要症候」の章にも動画「鑑別診断コース」が付録として連携しますので、研修医になっても鑑別診断動画を視聴できます!

※特典動画は巻頭の袋とじ内のシリアルナンバー登録日から3年間視聴可能です。

 

 『診察ができる』は『病気がみえる』の姉妹シリーズとなります。姉妹シリーズのため『病気がみえる』への参照ページを多数掲載しています。また『診察ができる vol.1 身体診察 』への参照ページも多数掲載しています。「疾患や検査についてさらに詳しく勉強したい!」という際には、簡単に『病気がみえる』『診察ができる vol.1 身体診察 』を参照することができ、相乗的に学習できます。

⑤たくさんの図表で直感的に理解できる!

 文字だけをただ眺めていても、全体像を即時に把握するのは難しいと思います。たくさんの図表・画像を用いてわかりやすくビジュアライズしているので、すっと頭に入ってきます。

⑥OSCE対策から初期研修以降まで、長い期間活用できる!

今回掲載している主要症候については令和4年度改訂版の「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に掲載されている症候をもとに作成しております。そのため、6年次にあるPost-CC OSCEにも活用できる内容となっております。OSCE対策から卒業後の初期研修以降も長く活用できる書籍となっています。

 

 

 また、『診察ができる2 鑑別診断』では総合診療のスペシャリストや各症候、各専門分野のトップ医師が監修しております。どの先生も第一線でご活躍されている方ばかりですので、そのような先生方のエッセンスを吸収でき、臨床スキルの向上につながることでしょう!

 

監修者一覧(敬称略、掲載順)

 野口善令、山中克郎、本山景一、林寛之、鈴木富雄、生坂政臣、上田剛士、坂本壮、鎌田一宏、北野夕佳、鋪野紀好、塩尻俊明、三井良之、多田靖宏、井口正寛、松田光弘、門川俊明、佐々木陽典、伊達岡要、志水太郎、小橋大輔、上原浩介、宮道亮輔、木村友和、新井陸

 

3.Post-CC OSCEでの活用方法

診察ができるvol.2 鑑別診断は全688ページとかなりのボリュームの書籍となっており,Post-CC OSCE対策として本書籍を通読するのは少し難しいと思います.試験対策としては必要な箇所を絞って確認して勉強するとよいでしょう.

診察ができるvol.2鑑別診断の「主要症候」章と「主要疾患」章を活用して対策するとよいです!

 ●「主要症候」章

まずは「主要症候」章にあります,各症候のはじめにある見開きの2ページを確認します.この2ページでどんな流れで問診・身体診察を行ったらよいか,どの順序で鑑別を考えるかの概略を掴みます.また,「鑑別診断」リストのマークが『医学教育モデル・コア・カリキュラム』(令和4年度改訂版)別表 表5主要症候に記載されている疾患を中心に「basicな疾患」としてセレクトされています.つまり,Post-CC OSCEではこちらのマークが疾患として想定された形で出題される可能性が非常に高いです.

問診・身体診察でそれぞれの所見をとるときに考えるべきこと,疾患などについては次ページ以降に記載されています.「この所見は何を意味するんだっけ」「この問診は何を意図して聞いているんだっけ」と知識があやふやな箇所を重点的に確認するとよいでしょう.

  1. Post-CC OSCE必須の問診事項・身体診察事項について,症候ごとに厳選し冒頭1ページに記載しています(全39症候).直前期はこの項目を軸に復習ができます.こちらのページ以降でそれぞれの問診・身体診察について注意すべきことなどを詳しく解説しています.
  2. マークがPost-CC OSCEで出題される可能性の高い疾患です.〔※「診療参加型臨床実習に必要とされる技能と態度についての学修・評価項目(2023年度~)1.0版」に基づいて掲載〕こちらをベースに鑑別を想起できるように確認するとよいです.
  3. KEY QUESTIONSでは医師が実際に患者さんに問診するフレーズを記載.それらの質問の意図を本章の解説を読みながら学習することでより問診のイメージができます.

 

 ●「主要疾患」章

 「症候」章では個別の疾患毎の各論を解説することが難しいため,重要疾患100疾患に厳選された「主要疾患」章で疾患ごとの知識を復習します.

 こちらでは「主要症候」章の鑑別診断リストでマークとなっている疾患を軸に厳選しています.OSCE対策で苦手だと思う疾患「この疾患を想起したとして,それからどんな診察をしたらよいだろう」と思ったものを中心に確認をしていくと良いです.

  1. 疾患毎に聴取すべき問診事項を記載しています.
  2. こちらで該当疾患を疑った場合に鑑別を挙げておくべき対抗馬としての鑑別リスト,またその疾患の場合に注意すべき合併症を記載しています.緊急度の高い疾患を軸に記載しているのでOSCEでのプレゼンテーションで本疾患が最も考えられる場合に他に考えるべき疾患としてこれらの「鑑別」にある疾患を挙げるとよいでしょう
  3. 身体診察・検査欄では陰性所見も記載しています.この所見を認める場合は疑わしくなるもの,逆にこの所見を認めるので否定的と考える,という使い方ができます.
  4. 最後に「対応」として今後行うべき検査や処置について記載してあります.Post-CC OSCEの場合は「問診・身体診察」まででプレゼンテーションとなると思いますので,「検査・対応」の箇所について今後行うべきことについてプレゼンテーションを行うものになると思います.

 

このように「主要症候」と「主要疾患」を行き来しながら試験対策を行うと良いでしょう.Post-CC OSCEで出題されるとされる症候は実に30以上(『医学教育モデル・コア・カリキュラム』令和4年度改訂版より)あるので,まずは「腹痛・胸痛・頭痛」といった痛み系の症候から対策すると良いでしょう.部位別の痛みをマスターできたら「発熱・倦怠感・浮腫」などの全身症状,その後残りの苦手と感じている症候と進めていくと良いのではないかと思います.

また,身体診察で手技の復習したい時にはシリーズ本の「診察ができる vol.1 身体診察」を活用するとよいでしょう.

 『問診☆攻めNIGHT』配布のロールプレイプリントを使用したり,『鑑別!1st impression』で一問一答で確認するなどしてOSCE対策をするとより万全です!

 

4.発売情報など

発売日は2024年4月4日(木)です!

『診察ができる vol.2 鑑別診断』の魅力は伝わりましたでしょうか!?

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<書籍情報>

診察ができる vol。2 鑑別診断

第1版 2024年4月4日 B5判 688頁

定価8,800円(本体8,000円+税10%)

<掲載内容>

総論 ●鑑別のための基本知識 ●診療録 ●プレゼンテーション

主要症候 ●腹痛 ●胸痛 ●頭痛 ●腰背部痛 ●関節痛・関節腫脹 ●意識障害 ●けいれん ●失神 ●発熱 ●全身倦怠感 ●リンパ節腫脹 ●浮腫 ●体重増加 ●体重減少 ●食欲不振(食思不振) ●悪心・嘔吐 ●吐血・下血 ●下痢 ●便秘 ●腹部膨隆 ●黄疸 ●動悸 ●呼吸困難 ●咳嗽 ●喀血 ●めまい ●運動麻痺・筋力低下 ●歩行障害 ●感覚障害 ●嚥下障害 ●認知機能障害(認知障害)●抑うつ・不安 ●発疹 ●血尿 ●乏尿・無尿・尿閉 ●多尿・頻尿 ●月経困難・月経痛 ●過多月経 ●無月経 の計39症候

主要疾患 ●消化器 ●循環器 ●糖尿病・代謝・内分泌 ●呼吸器 ●血液 ●免疫・膠原病・感染症 ●脳・神経 ●腎・泌尿器 ●婦人科・産科 ●運動器・整形外科 ●眼科・耳鼻咽喉科・皮膚科・他 ●小児科 計100疾患記載

救急車搬送時の初期対応 15症候について記載

付録:基本的臨床手技 ●感染対策 ●静脈採血 ●持続的導尿 ●心電図

 

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