国試

超直前期の国家試験対策③ミニテスト

1月も半ば,六年生の皆さんは国試まで残り一ヶ月を切り,大変な時期を過ごされていることかと思います.

この時期に行うのは定着のためのアウトプット.

しかしずっとQBを回していると,分野別では答えが簡単に推測できるようになってきてしまいます.そんな時のために,ランダムに出題してくれる機能があります.ミニテストです.

今回は,先輩の体験記からミニテストの活用術を見ていきましょう.

今回まず体験記をご紹介するのは一般問題が苦手だったという日本医科大学のT.Dさん.

私にとって一般問題は、いつも成績が悪いわけではないけど安定しない、そんな分野でした。

しかし一般問題、特に総論は過去問ベースの出題です。


それはわかっていたというTさんは,1月からは「QBオンライン」のミニテストを活用し始めたそうです.

5年分の一般問題から総論または各論で20~30問のミニテストを隙間時間に演習していったというTさん.隙間時間にやれる,というのはミニテストの大きな利点です.

正答率が増えて次第にミニテストを解く時間が短くなり、より演習を重ねることができたと思います。

Tさんはミニテストをやりこみ,答えを覚えてしまうほどになったため,その後はQuickCheckを活用するようになったそうです.(このQuickCheckについては,2日後の記事でまた改めて紹介します!)

続いて紹介するのは医科歯科大のYさんです.

Yさんがミニテストを活用したのは,通学中の余った時間.Tさんと同様,隙間時間にミニテストを進めていったそうです.

僕は通学時間が片道40分あったので、その時間を使って5年分の国試を少しずつ消化しました。目安として片道20問、往復40問程度は解けました。
5年分2500問といえど、単純に割って平日60日分、ゆとりを持っても4ヶ月で消化できちゃいます! 通学時間が無駄になっていた僕にとって、これは画期的な勉強法でした.

また,Yさんは「書籍版のQBは同じ疾患がまとめて掲載されているので、解く際にあらかじめ疾患を予想できてしまい、特に臨床問題を解く時に強力なヒントとなってしまいます.」と語ります.

QBオンラインのミニテストは出題範囲からランダムに出題されるため、本番のように鑑別疾患を想定しながら臨床問題を解くことができ、大変良い実践練習になりました.


TさんとYさんが使っていたミニテスト,ご存知の方も多いと思いますが,便利なカスタマイズ方法もあるので,ここで改めて使い方を紹介します.

使い方

QBオンライン
※クリックで拡大できます

QBオンラインのトップ画面に行くと,「ミニテスト」という項目があります(ピンクの枠線で囲われた部分です).

ここをクリックすると,ミニテストを使うことができます.次のページで何問のテストにするか,間違えた問題だけ演習するかあるいは全ての問題から出題するかなど,自由に設定できます.

カスタマイズ方法

このミニテスト,さらに細かくカスタマイズすることができます.

QBオンライン
※クリックで拡大できます

上の画像のピンク色の矢印をクリックしてみましょう.すると,下のようなウィンドウが開いて細かい設定を変えることができます.

QBオンライン
※クリックで拡大できます

分野別や年度別に選べるのはもちろんのこと,過去一度でも間違えた問題だけピックアップしたり,最近演習した問題を除くこともできます!

特にこの「最近演習した問題を除く」機能は,たくさんの演習を一気にこなしている直前期にはとても便利な機能です.

2つ目の体験記でご紹介したYさんは,こうした詳細設定の機能を活用していたそうです.

「内科のみ」「過去5回分」を勉強したい僕には、もってこいの機能でした.


ミニテストの使い方,いかがでしたでしょうか.

皆さんも隙間時間に活用してみてくださいね.

国試まであとちょっとです.寒い日々が続きますが体調を崩さないよう気を付けて,最後まで頑張っていきましょう!

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