イヤーノート2026 内科・外科編
こんにちは,編集部のUです!
朝晩の冷え込みが厳しくなり,いよいよ冬の到来を感じますね.体調にはどうかお気をつけください!
さて,皆さんは『QuickCheck(医師国試1問1答)』をご存知ですか? QuickCheckは国試の過去問を1問1答化して○×形式でサクサク解けるようにした,隙間時間の活用にぴったりな教材です.
(※『QBオンライン(医師国試版)』のシリアルナンバーを登録した方がご利用いただけます.)
今日は,QBとこのQCを上手く使い分け,効率的にアウトプットを進めている学生さんのレポートをご紹介します.
昭和医科大学 Iさん
医学生にとって最後の関門である医師国家試験に向けて,学習方法に悩んでいる方は多いのではないでしょうか.国試までに十分な時間がある方も,直前期に差し掛かっている方も,効率よく学習を進めるためには,「どの教材を,どのように使うか」が非常に重要なポイントになります.
中でもQBやQA(Q-Assist)は,すでに多くの学生にとって馴染みのある定番教材だと思いますが,QC(Quick Check)に関してはまだ活用したことがない,あるいは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか.
今回は,これまで私自身が取り組んできたQA・QBに加えて,国試合格にさらに近づくためのQCの具体的な活用法や,その効果・メリットについて,実体験をもとに紹介していきたいと思います.
6年生になるまでに,QA国試用の講義は一通り視聴し,QBも過去5年分は2周ほど解いていましたが,本格的に国試を意識した勉強を始めたのは,6年生の8月頃からでした.
ちょうどマッチングや卒業試験の対策と時期が重なるため,この頃から禁忌事項や必修問題といった細かい部分にも意識を向けて勉強を進めるようになりました.国試対策を始めた時期としては平均的だと思いますが,QBの演習量に関しては,スタート時点で比較的多めだったと思います.
10月末時点で,QBの過去10年分は2〜3周ほど解き終えました.国試までにはまだ比較的余裕があるこの時期は,まず年度ごとにQBを解いて,自分の苦手な分野や疾患を洗い出すようにしています.
そのうえで,イヤーノートや必要に応じてQAに立ち返りながら知識を再インプットし,該当する疾患に関してはQBで10〜15年分を集中的に解き直すという学習法を実践しています.
しかしその中で,QBの問題は一問一問の文章が長く,隙間時間には取り組みにくいと感じることがありました.また,正解したとしても「他の選択肢まで本当に理解できているのか」「ただ消去法で答えてしまっていないか」といった点にも不安を感じるようになり,学習の効率や理解の深さに課題を感じ始めました.
そんな時にメディックメディアの社員の方におすすめしていただき,出会ったのがQCでした.QCはアウトプットに非常に適していると感じ,積極的に活用するようになりました.
QCの内容は,あくまでQBをベースに構成されているため,QBをある程度進めていて,その理解度を確認したいという人に向いている教材だと思います.
QBでは1年分を解き終えるのに数日かかることもありますが,QCでは1年分の問題を数時間でさっと復習することができるため,知識を忘れずに維持したいときに最適だと感じています.また,マルバツ形式で簡単に解答できるので,通学中や寝る前などの隙間時間にもコツコツ取り組むことができました.

QBは本番形式の問題を通して,出題傾向や問題の解き方を学べる非常に優れた教材です.正答だけでなく他の選択肢についてもしっかりと調べながら,関連する疾患の知識を広げ,一問一問を丁寧に解くことを心がけています.QBを解くときは,理解を深めることを重視し,ある程度まとまった時間を確保して取り組むようにしています.
一方で,QCはマルバツ形式でテンポよく多くの問題に触れられるため,自分の知識が定着しているかどうかを効率的に確認するのに非常に適しています.特に,「理解したつもり」になっている分野や,見落としがちな細かい知識をあぶり出せる点が大きな魅力です.また,隙間時間でもサクッと取り組めるため,学習のペースを崩さずに繰り返しアウトプットできるという点も,国試対策に取り入れたいと感じた理由の一つです.
このように,QBでは深い理解と知識の広がりを,QCでは知識の定着と確認,アウトプット量の確保を目的として使い分けることで,学習のバランスを取ることができています.
QCを活用して一番良かった点は,効率よく知識の定着と確認ができたことです.QBでじっくり問題を解いて理解を深めたあとに,QCでテンポよく多くの問題に触れることで,記憶の維持や,知識の抜けの発見に役立ちました.特に,丸暗記が必要な禁忌事項や必修問題の細かいポイントを,忘れずに繰り返しアウトプットできたのは非常に助かりました.
また,QCはマルバツ形式でサクサク解けるため,通学時間や寝る前の隙間時間にも活用しやすく,忙しい6年生の時期でも無理なくアウトプット量を確保できたのはQCならではの強みだと感じています.さらに,QBでは気づきにくい「本当に理解できているのか?」という疑問をQCが解消してくれたのもありがたかったです.
QCはQBでの理解の補完に活用できるため,QBをまだ解いていない人はまずQBから学習を始めることをおすすめします.QBを一通り解き終わり,隙間時間を有効活用しつつ効率的に学習したい方には,QCはぜひ取り入れてみてほしい教材です.
いかがでしたか?ぜひ隙間時間にQCを活用し,知識固めに役立ててください!
(編集部U)