
イヤーノート2026 内科・外科編
新年度に入り,いよいよ始まる医師国家試験までのカウントダウン!
国試までの限られた時間の中で,やりきりたいことが沢山あり,困っている方も多いのではないでしょうか.
勉強は計画的に進めていきたいもの.
とはいえ,無理のない(そして後悔のない)スケジュールをあらかじめ立てるのは,なかなか簡単なことではないですよね.
●どの時期に何の科目に着手すれば効率よく対策ができる?
●各工程に割ける時間はどれくらい残っている?
●各時期におすすめの教材・講座は?
このような様々な疑問が湧いてくるのではないでしょうか.
そこで本記事では,
4年生から6年生にかけての勉強スケジュールの例を
に分けてご紹介したいと思います.
今回の記事でご紹介するコンテンツは主に以下の3つです!
●内科・外科を網羅した参考書『イヤーノート』(以下,『YN』):詳細はこちら
●問題演習のための「クエスチョン・バンク」(以下,「QB」):詳細はこちら
●講義動画コンテンツ mediLink動画「Q-Assist」:詳細はこちら
CBT前は,「Q-Assist CBT基礎医学」や「Q-Assist 内科・外科」(時間がない人はCBTのポイントに絞った「Q-Assist CBT臨床医学」)などを視聴し,「QB医学共用試験CBT」で演習したり,『病気がみえる』を参照したりしつつ学習を進めます.
この方法でまずはCBTを突破しましょう.
CBTを乗り越え一息ついたら,「Q-Assist 内科・外科」などを視聴しながら,「QB国試」の1周目問題を中心に演習開始.わからない部分は『YN』を読んでインプットを進めます.
5年生の間は実習でまわる科にあわせて計画的に「Q-Assist」の「内科・外科」や「小児」「産婦」「マイナー」を視聴しつつ,「QB国試」を進めます.「QB国試」については,翌年のマッチング試験を見据え,できるだけ5年生のうちに臨床科目の1周目問題だけでもよいので終わらせておきましょう.
マッチングや部活などがあり忙しいかとは思いますが,この時期にもコツコツと勉強を進めておくことが大切です.
まず,自分の実力を把握するためにも,7月〜8月に「メディックメディア模試(第1回)」受験をすることとし,これを目標に,マッチング試験対策も兼ねて「Q-Assist」と「QB」(1周目問題だけでも可)と内科・外科,小児,産婦,できればマイナーまでを固めましょう.
【Q-Assist】
・マイナー範囲を含めて「Q-Assist」を1周終えられると安心です.
・時間があれば,「公衆衛生」と「必修ガイドライン講座」も視聴しましょう.
【QB Online】
・引き続き「QB国試」を進めます.模試の前に2周目を開始できるとGOODです!
・また,余裕があれば「Q-Assist」の視聴に合わせて「QB国試」の「公衆衛生」と「必修」にチャレンジしたり,最新国試を演習したりしましょう.
卒試を視野に入れつつ,12月にある「メディックメディア模試(第2回)」を目標にして勉強を進めます.
【Q-Assist】
・まずは「119回医師国試 科目別解説動画」で最新国試の問題に関する知識をしっかりとおさえましょう.
・また,Dr.清澤他の「総まとめ講座」でこれまでQ-Assistで学んだ知識を最速で総整理します.
・さらに時間があればDr.盛永の「CCC講座」で狙われやすい/差がつくところをおさえるとよいでしょう.
【QB Online】
・12月の模試に間に合うよう11月中にQBの2周目を終わらせるとベストです.
「メディックメディア模試(第2回)」を受けます.
その結果を踏まえ,弱い科目・苦手科目の補強を意識しながら,QBや模試の復習を行い,最後の模試である1月の「メディックメディア模試(第3回)」に向けて勉強を進めましょう.
必修・公衆衛生対策が不十分な方は,遅くとも年内に終わらせておきたいところですね.
【Q-Assist】
・引き続き,「総まとめ講座」,「CCC講座」の視聴を進めます.
・もし時間があれば,「必修・禁忌予想」を視聴しましょう.
【QB Online】
・年内に「QB国試」の総復習(3周目)を完了させるようにします.
・また,この時期からは科目別ではなく回数別で最新3回分の過去問を演習して本番に備えていきましょう.
「メディックメディア模試(第3回)」で最後の力試しを行います.
現役生は最後の最後まで成績が伸びていきます.過去の模試で安全圏だと思って油断していると,「勉強のスタートが遅かった優秀勢が卒試後に急速に伸びていたのに気づかなかった……」ということも.ここで自分の位置を再確認し,危なかったら最後の巻き返しをはかりましょう.
また,この時期は過去問演習だけだと過去問の症例や答えを覚えてしまい,自分が理解できているかいないか案外気づかないものです.模試で自分の理解度を最終確認しましょう.
【Q-Assist】
・「必修・禁忌予想」を視聴し,必修対策を万全にします.
・また,Dr.盛永の「直前Assist」を視聴しましょう!
・ちなみに「直前Assist」のプリントは国試本番の会場で各ブロックの前に見直すのにうってつけの教材として好評です!
【QB Online】
・回数別で最低でも3年分の過去問を演習するようにします.
・また,足りていない「QB国試」の総復習も行いましょう.
・公衆衛生は60問近く出題されます.直前までに総復習しておきましょう.
【Q-Assist】
Dr.盛永の「直前Assist」で最後の穴をなくしていきましょう.
【QB Online】
・徹底的に△と×をなくすように復習していきます.
・ノートを見直して知識の総確認を行いましょう.
実習や部活,マッチングで手がいっぱい…….
短期集中型で突破できるなら,夏までは国試対策以外のやりたいことを頑張るのもアリです.とはいえ,今の実力を知るためにも7〜8月に「メディックメディア模試(第1回)」は受けるようにしましょう.
本格的な国試対策に着手!
スタートダッシュが遅れた分,効率的に学習を進めていきましょう!
【Q-Assist】
・苦手なところ・わからないところだけ「Q-Assist」を活用します.QB演習で「苦手!」と感じた分野を都度受講しましょう.
・9月からは「公衆衛生」と「必修」を視聴し始めます.また,11月からはDr.清澤の「総まとめ講座」で重要事項をインプットしていきます.
【QB Online】
・1周目問題に絞って演習します.いち早く全体像をつかむことを優先しましょう.
・11月からは「公衆衛生」と「必修」の演習も行うようにします.
やや焦る時期!
全範囲の内容をおさえたうえで「メディックメディア模試(第2回)」を受けられるよう勉強を進めましょう.
【Q-Assist】
・引き続き「総まとめ講座」で重要事項をおさえていきます.
【QB Online】
・『QB』臨床科目の1周目問題をやりきったら,必修・公衆衛生対策を終わらせましょう.12月の模試までに全範囲をおさえられるようにします.
・模試の後は総復習を行いつつ,回数別で3回分の過去問を演習します.
国試は直前期の演習量で決まります.1日12時間勉強する覚悟で挑みましょう.どうしても覚えられないものを暗記アプリやカードを使って毎日繰り返しチェックしましょう.
1月半ばまでには,「メディックメディア模試(第3回)」で最後の力試しを行います.
【Q-Assist】
・講義を見る時間がある方は,Dr.清澤の「総まとめ講座」でQ-Assistで扱った知識を最速で総整理していきましょう
【QB Online】
・過去問を3年分,解いて,本番の感覚をつかみましょう.
・自信がない問題を完全になくせるように『QB』を徹底的に復習し,時間があれば1周目問題以外の問題も解きましょう.
・出題量の多い公衆衛生では特に手を抜かないように!
しっかり型でも,かけこみ型でも,使用するコンテンツや時間配分を工夫すれば国試対策は可能です!
みなさんもこの記事を参考に,「Q-Assist」や「QB」『YN』を上手く使った計画的な学習を進めていきましょう.
また,過去問をやりこむだけだと過去問の症例や答えを覚えてしまい弱点に気づけません.12月の第2回模試,1月の第3回模試はできるだけ受験し,自分の理解度と順位を確認しておきましょう.