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医師国家試験体験記:イヤーノートで育てた入れ替え自由な付箋が大活躍!

 

 

 

●YNが付箋でいっぱいに…そうだ!付箋だけまとめよう!

 

私の大学ではビデオ講座を受講できるのが5年生の9月以降だったので,
5月に『クエスチョン・バンク(QB)』と『イヤーノート(YN)』を購入し,国家試験の勉強を開始しました.

勉強を開始するにあたって,まず目標にしたのが,
“すべての知識を一箇所に集約させる”ということです.
そこで私が最初に選んだのは,『YN』に書き込むという方法でした.

 

ポリクリや大学での講義,友達との勉強会,講演会,ビデオ講座,
『QB』などから得た知識を忘れないように『YN』の余白に書き込むようにしました.
特に『QB』を解くときは必ず傍らに置いて,マーカーを引きながら読み込みつつ,
大事なポイント(鑑別ポイントや執筆した先生のワンポイントアドバイス,
自分が間違えたポイント,臨床で役立つ+α知識など)を『YN』の余白に書き込んでいきました.

 

余白が足りないときは付箋を挟みました.
また,CBTの勉強のときから『病気がみえる(病みえ)』を愛用していたので,
暗記や理解の助けになる分かりやすい表や図は1/4サイズに縮小コピーして
『YN』に適宜挟み込んでいきました.

 

5年生の前半はこんな分厚い本に書き込んであとで見直す余裕があるのか,
自分のためになるのか半信半疑でしたが,
6年生になって『YN』のどこに何が書かれているかが
そらで言えるようになるまでやり込むことになったので,とても良かったです.

 

しかし,この方法は5年生の2月頃に壁にぶつかってしまったのです.
というのは,『YN』に付箋を挟むスペースがなくなってきたことに加え,
『YN』が付箋と『病みえ』のコピーでパンパンになってきたからです.
そこで,この大量の付箋を抽出した「付箋ノート」を作ることを考えついたのです.

 

●自由自在に移動・切り貼りできる付箋に知識を詰め込む

 

 

B5サイズのリングファイルのノートに科目・分野ごとに整理して,『YN』に貼ってある付箋をノートに移していきました.

メジャー/マイナー,小児,産婦などの科目以外に,
「中毒」「老年医学」「L/D」「栄養」「薬理」「手技」
「外科」「法医学」「解剖」「画像・放射線」という分野を作り,整理しました.
そしてこの付箋ノートに,知り得たすべての重要知識を
付箋サイズにまとめて付け加えていきました.
付箋サイズにまとめ直すことで,ポイント分けするため理解が深まり,記憶の定着にも役立ちました.
模試や過去問で何度も間違える苦手なポイントも付箋にまとめて強調し,
繰り返し復習するようにしました.

 

付箋ノートは自分の苦手とポイントを詰め込んだものだったので,
模試・卒試・国試直前や当日の朝に,
すべての科目を網羅的に見直すのにとても重宝しました.
また,付箋であるため,苦手なもののみまとめて前の方に貼り直したり,
バラバラな時期に作った関連性のあるものをまとめて貼り直したりできるのも便利でした.
移動自由なので「ここのページに新たに書き足したいのにスペースが足りない!」という
ありがちな悩みも難なく解消できました.

当初は30ページくらいの予定でしたが,最終的に200ページくらいになってしまいました(笑).

 

 

●似た者同士は表にして整理すべし!

 

 

国試を解いていくと,毎回間違える“似た者同士”があります.
「急性胆嚢炎と急性胆管炎の鑑別と治療方針の違い」「猩紅熱,川崎病,JIAの鑑別」「小児科的疾患の経過観察シリーズ」「小児科的感染症の怖い合併症・後遺症シリーズ」
「整形外科の人名のついた検査法」「ヘルニア門一覧表」「血液疾患の化学療法」「CDマーカー」などなど….
それらを徹底的に共通点と相違点に整理し,表にして付箋にまとめました.

きちんと整理することで,病態の理解も深まり,鑑別も容易になりました.

 

 

●ときにはパソコンで自作した表や講義プリントも切り貼りして追加!

 

特に整形外科が苦手だった私は,比較的時間がある5年生のうちに
整形外科で出題頻度の高いものを徹底的に表にまとめることにしました.
パソコン(WordやExcel)で表にまとめ,B5サイズに印刷して付箋ノートに付け足しました.
パソコンでまとめることの利点は,病理やX線の写真を入れられることです.

また,学校から配られる講義プリントは正直,色々なことがバラバラに記載されていたりしますし,
量が膨大で二度と見ることがないものも多いです.
したがって,使える部分だけ切り取って付箋ノートに追加したりしました.

 

 

●ゴロも適宜活用すべし!

 

たしかに,国試の膨大な知識を全てゴロに頼るのには無理がありますし,病態で覚えることに越したことはありません.
しかし,人名が用いられている手技や術式,CDマーカー,基準値,血液疾患の染色体転座など病態で覚えることが不可能なものは
積極的にゴロを使うのも長期記憶に効果的です.
インターネットで調べたり,友達からもらったお気に入りのゴロも付箋ノートに付け足しました.

 

 

●『病みえ』をA6に縮小コピーし,ポリクリ用ポケットノートを自作!

 

A6サイズのリングファイルに,バイタル基準値,L/D基準値,手技・診察のポイント,
ステロイドなどのよく使う薬の薬効・添付文書,

ポリクリのときあると便利な『病みえ』や『診察と手技がみえる』の縮小コピー(インスリン製剤,経口血糖降下薬の表,心電図のページ,心音,呼吸音のページなど),
SOAP式カルテ記載のポイント・ルーチンな書き方,医療の俗語・略語(シゾ,エピ,AAA,ステった),画像の基本的な読み方などを,
自分でアレンジしながら付け足してノートを作りました.
初期研修でも継続して使う予定です.

 

 

●最後に

 

私がノート作りで意識してきたことは
知識をとにかく一箇所に集約」と「自由自在に整理し付け足せるノート」でした.
付箋ノート法は友達にも好評で,『QB』の解説部分を印刷して付け加えたりしている人もいました.

もし,ノートづくりに悩んでいたら付箋を活用してみるのはいかがでしょうか.

 

(T大学:M.Aさん)