イヤーノート2025 内科・外科編
[5・6年生向け]【マッチング体験記】ハイパー病院も大丈夫!筆記試験対策法
- 先輩は7月から過去問を解き始めた!
- ①過去問をとき,答えを作成するために『イヤーノート』を使って調べる
- ②頻出の疾患を分析し,その疾患の『イヤーノート』に書かれている情報は全て覚える,の2つが大事!
みなさん,マッチングの準備はすすんでいますか?
本日は,『イヤーノート内科・外科』(以下『イヤーノート』)を使ってマッチングの筆記試験対策をした先輩の体験記をご紹介します.
マッチングにて見事第一志望の病院にマッチしたKさん.
Kさんの体験記には『イヤーノート』「Q-Assist」を用いた筆記試験対策のコツが詰まっています!!
マッチング対策でどうやって『イヤーノート内科・外科』を使うの…?マッチングの筆記試験対策こ,これで良いのか…?と悩んでいる方,必読です!!
マッチング筆記試験対策はこうする!
『イヤーノート』×「Q-Assist」でのりきる方法
東北大学 Kさん
病院見学で運命の病院に出会う
私は5年生の病院見学でこの病院で初期研修をしたい!と思える病院に出会いました.
その病院は筆記試験がとても重要とのことだったので,慌てて5年生の1月から学習をはじめました.
マッチング対策の学習はとても大変でしたが,おかげで第一志望の病院にマッチすることができました.
また夏までに頑張ったおかげで,その後の国家試験対策も余裕を持って行うことができたと思います!
マッチング対策に欠かせなかったのが『イヤーノート』です.
『イヤーノート』なしには,第一志望の病院にマッチする知識は身に着けられなかったと思います.
そんなマッチングの心強い味方となってくれた『イヤーノート』の私なりの使い方,そして私のマッチング対策が少しでも後輩の皆さんの参考になれば幸いです.
大まかにメジャー科の国家試験レベルの知識が完成した7月から過去問(研修医の先生からもらった復元問題)を解き始めました.
そこで欠かせない味方となったのが『イヤーノート』です!
①過去問をとき,答えを作成するために『イヤーノート』を使って調べる ②頻出の疾患を分析し,その疾患の『イヤーノート』に書かれている情報は全て覚える |
この2つの活用法が,筆記試験をクリアするにあたってとても大事だったように思います.
『イヤーノート』を知識の基準にする
『イヤーノート』の一番の利点は全国の医学生の知識の基準となるところだと思います.
体系的に知識がまとまっており,文章で細かく説明されているため,覚えるべき知識が明確です.
マッチング対策では,「QB」の問題演習だけで本当にマッチングの筆記試験に必要な知識が網羅されているのか?と不安になることもしばしば.
「どこからどこまでの知識を頭に入れる必要があるのか」という目安となる教材があるのはとても有難いです.
そして,その目安として使えるよ!と数多くの先輩方が教えてくれた教材が『イヤーノート』でした.
行きたい病院の研修医の先生方も口をそろえてそう仰っていたため,その言葉を信じて過去問で頻出の疾患については『イヤーノート』掲載レベルの知識を完璧にしよう!と決めました.
特に過去問の答えを作成する(上記①)際に便利だったのがアプリの検索機能です.
キーワードを検索し,まずは『イヤーノート』に答えが載っていないかを探します.それでも載っていない場合には,ガイドラインなどを調べ答えを作成するという作業を行っていました.
また,過去問頻出の疾患の情報をまとめる(上記②)ため,『イヤーノート』と「Q-Assist」を組み合わせて使いました.
まずは頻出の疾患について,今まで使っていた「Q-Assist」の頁に印をつけてチェックしていきました.
「Q-Assist」の知識に付随するような形で『イヤーノート』を使いたいと考えたためです.
このように過去問と,『イヤーノート』と「Q-Assist」を組み合わせたまとめ資料の2本立てで学習を行いました.
下記にそれぞれの具体的な方法を紹介したいと思います.
まずは過去問の回答作成から
研修先の筆記試験の過去問の回答作成は皆さんが初めに行うことかと思います.
作成自体が本当に骨の折れる作業でしたが,私は幸いにも同じ病院を受ける同級生がいたので,皆で集まって作業を分担したり,答え合わせをしたりしながら作成しました.
皆で知識を言い合いながら学習することで,より深い理解につながったと思います.
国試と同様マッチングにおいても,一緒に学習してくれる友達の存在は本当に有難いです.
過去問の回答作成と並行して,その問題から派生した知識も同時にまとめるようにしていました.
全ての疾患において『イヤーノート』の知識をまるまる覚えることは私には不可能だったので,『イヤーノート』の知識を全て覚える疾患と,ポイントに絞って覚える疾患とを分けて学習していました.
Goodnotesで過去問を解いていたので,ポイントを絞って覚えることにした疾患などは,新しいページをGoodnoteに貼り付けてメモするようにして覚えていきました.
最終的に,第一志望の病院の過去問は2-3周して頭に叩き込みました.
具体的な『イヤーノート』×「Q-Assist」の使い方
私は以下のようにGoodnotesで「Q-Assist」のプリントに『イヤーノート』のスクリーンショットを貼り付けて学習していました.
(下記の頁では,大腸癌の「Q-Assist」の頁のとなりに『イヤーノート』の大腸癌の項目を貼り付けています)
『イヤーノート』の情報と「Q-Assist」の情報では重複するところが多いため,最初は『イヤーノート』にしか載っていない情報を書き込むという方法で学習していました.
しかし,その方法ではノートづくりに満足してしまい,覚える作業が後回しになってしまうように感じられたため,途中から『イヤーノート』のページを直接貼り付ける方法に変えました.
そうすることにより,時間短縮にもつながり,効率よく覚えることができたと思います.
また『イヤーノート』の頁をそのまま覚えられるので,「確かノートのあのページにあった!!」と場所で記憶をして何度もそのページを見かえすことができました.
この方法により,覚え残しがなく自信を持って学習を進められました.
これからマッチングを受けるみなさんへ
以上が私のマッチング筆記試験対策になります.
学習法は人によって合う合わないがありますし,私も当時は本当にこの方法でいいのか?と何度も不安になりながら学習していました.
一部分でも参考になる部分があればとても嬉しいです.
マッチング対策においては「『イヤーノート』に書いてある知識を,優先順位をつけながら頭に入れること」がとても大切なのではないかと思います!
(もちろん病院によって筆記試験のレベルは様々なので,病院見学の際に研修医の先生によく聞いてみてください!)
マッチング対策は筆記試験だけでなく履歴書・病院見学・実習と同時に行うことがたくさんあります.将来を考えると不安にもなると思いますが,必ず大変な時期は終わります!
この記事を読んでくれた方が,希望の病院で医師としてのスタートをきることができることを心より願っています.
先輩のマッチング体験記いかがでしたか?
先輩が対策に使った『イヤーノート』の最新版について詳しく知りたい方はこちらからチェックしてみてください!
今回の記事がみなさんの人生を決める大事なマッチング対策の一助となれば幸いです.