実習

【120回国試体験記】実習中のイヤーノートやQBの活用法

こんにちは.編集部M.Iです.

QBやイヤーノートは国試対策に使うものというイメージをもつ人が多いかもしれません.

ですが,これらは国試対策だけではなく,実習中にも活用することができます!

120回医師国家試験に合格された6年生は,イヤーノートやQBをどのように活用していたのでしょうか.

ぜひ参考にしてみてください!


実習中のイヤーノートやQBの活用法

N 大学 Tさん(120回医師国試合格)


私の大学では4年から6年まで臨床実習がありました.

CBTレベルの知識を土台にしながら,国試に向けてさらに理解を深めていくために活用していたのが,

イヤーノート」と「クエスチョン・バンク(QB)」です.

実習という貴重な時間を,単なる経験で終わらせず「知識と結びつける時間」に変えることを常に意識していました.

実際の患者さんとイヤーノートの知識をつなげて定着させる

まず意識していたのは,実習で見た症例や気になった疾患をイヤーノートで調べることでした.

イヤーノートの〔概念〕の部分から疾患の全体像を掴み,そのうえで病態や重要ポイントを確認していくと,ただテキストを読むよりもはるかに理解が深まります.

実際の患者さんと結びついた知識は,単なる暗記ではなくエピソード記憶として残るため,後になっても自然と思い出せる形で定着します.

※画像はクリックで拡大できます.

もちろん,すべての症例を完璧に調べるのは難しいかもしれません.

しかし実習は経験の宝庫です.少しずつでも,目の前の患者さんと教科書の知識を結びつける作業を重ねることで,国試対策としてだけでなく,医師になってからも役立つ土台ができていくと感じました.

イヤーノートはレポートや口頭試問の強い味方

 また,イヤーノートはレポート作成や口頭試問の場面でも非常に心強い存在でした.

症例レポートでは,まず概念を読んで疾患のイメージを固めてから取り組むことで,論点が整理されスムーズに書き進めることができました.口頭試問では,YNの太字や青字がそのまま問われることもあり,重要ポイントの確認にも役立ちました.さらに,青字からそのままQBの該当問題に飛べる機能は非常に便利で,インプットとアウトプットを自然につなげることができました.

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QBで臨床像をイメージする

 QBは過去問演習のためのツールという印象が強いかもしれませんが,私にとっては臨床像を具体的にイメージするための教材でもありました.

実習で回る科の少し前から予習としてQBを解き,実習中も並行して進める方法がオススメです.あらかじめ疾患の出題パターンや重要ポイントを知っておくことで,実習中の理解度が大きく変わります.何となく見学するのではなく,「この症例ではどのような経過なんだろう」,と考えながら実習に向き合えるようになり,実習そのものがより主体的な学びの時間になりました.

 また,QBの問題文には疾患の経過や典型的な症状の組み合わせが具体的に書かれているため,実習で遭遇できなかった疾患についても臨床像をイメージすることができました.単に正解を選ぶ練習ではなく,病気のストーリーを理解するための教材として使うことで,知識がより深く定着しました.

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最後に

この勉強方法は実習中だけでなく,6年生になってからの国試対策にも大いに役立ちました.

例えば上部消化管内視鏡の体位のような細かな知識も,実習で実際に見てからイヤーノートやQBで確認していたおかげで,直前期にはその場面を思い出すだけで答えられる状態になっていたと思います.

近年は周術期管理や手技など,「実習で本当に学んでいるか」を問うような問題も増えている印象があります.だからこそ,実習をただこなすのではなく,イヤーノートとQBを使って意味づけをしながら積み重ねていくことが大切だと感じました.

実習は忙しく大変な時期ですが,経験と知識を結びつける意識を持つだけで,その価値は大きく変わります.ぜひイヤーノートやQBを活用しながら,有意義な実習期間を過ごしてください.応援しています!

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