イヤーノート2027 内科・外科編
こんにちは,メディックメディア編集部のMです!
5年生の皆さんはクリクラの真っ只中.回診・外来見学,オペ見学など毎日ヘトヘトになりながら病院と家を往復していることと思います.
東医体・西医体に向けて部活動の時間も長くなりはじめ,「実習に合わせてQBを解きたかったのに,全然演習が進まない!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか.
そこで今回は,皆さんと同様「QB演習を思うように進められない!」という壁にぶつかりながらも,試行錯誤の末に「解説の取捨選択」で行き詰まりを打破した先輩の合格体験記をお届けします.
日々の実習をこなしつつ,国試の全体像をうまく掴んでいくためのヒントとして,ぜひこの体験談を参考にしてみてください!
解説はどこまで読む?私の「QB活用法」
Y大学 Iさん
みなさん,過去問演習は進んでいますか?私は5年生の夏頃から本格的に 「QBオンライン医師国試(以下QB)」を解き始めました.QBを解き進めるにあたって悩むのが「解説をどこまで読むか」です.
QBの解説は問題にもよりますがかなり詳しく書かれています.「基本事項」で病態生理から復習できたり,「補足事項」で周辺知識まで網羅されていたりしています.症状を問われている問題では治療法や疫学などまでまとまっていて,体系的に勉強できるように工夫されています.
逆に言うと情報量が多すぎるので初めから全部読んで覚えようとすると大変です.私は実習に慣れてきた頃からQB演習を本格化したのですが,解説をどこまで読み込むべきか分からず,進捗も滞り気味でした.
実習に合わせて進めようと思っていたのに全然進まず…
実習のペースに追いつくように焦って夏休みに一気に詰め込みましたが,量をこなしただけで全く頭に残っていませんでした.
そこで意識したのは「読み飛ばすこと」です.
実習のペースに合わせてQBを演習する.これがもともとの予定でした.でもこれって漠然としすぎですよね.そこでこの時期にQBを演習する目的をよく考えるようにしました.そこから導き出した結論は,その分野の全体像を把握すること,具体的には頻出の疾患に限って要点を頭に入れることです.
最終的にはその問題と同じ問題が解けるだけでなく,問われ方が多少変わっても対応できる必要があります.しかし,このレベルに到達するのは卒試や国試のタイミングでよいと考え,まずは同じ問題が解ける状態,一度は見たことがある状態にすることを心がけました.
そこで,まずは1周目問題に絞りました.次に,解説のうち,読み込むのは基本的にKEYWORDや解法の要点,選択肢解説のみとしました.基本事項や補足事項は飛ばすか眺める程度にして「とにかくまずは1周」を目標に全体像の把握に努めました.

この方法ではもちろん精度は下がってしまいますし,理解はとても浅いです.ただ,この段階の目的はあくまで全体像を把握すること.読んでいない部分が多くて不安になることもありましたが,そもそもの目的を意識して浅く広く!を心がけてペースを掴みました.
6年生になって各分野の2周目のQB演習をする際には1周目問題に限らず全問題を解くようにしました.そして,解説の基本事項や補足事項なども含めて一通り目を通すようにしました(図表はほとんど飛ばしましたが…).
問題数が増え,解説も読む範囲が広くなったのですが,ペースはそこまで落ちず,少なくとも5年生の夏頃に解いたときとは負荷の感じ方が大きく変わり,軽くなっていました.
QB演習は思ったより時間がかかります.膨大な問題数を最初から全部やっていこうとするとかなり辛いです.そこで,目的を意識して情報を取捨選択してみてください.
今回の記事に書いたように,実習に合わせてQBで全体像を掴んでおけば,掘り下げて勉強するときに本当に楽になります.QBは膨大ですが1回で全てを理解しようとせず,ある程度気楽に,アバウトに解くようにすれば苦痛に思うことは少なくなると思います.
実習や部活,バイトなどで忙しいとは思いますが,無理のない範囲で,自分の生活スタイルに合ったやり方でQB演習も進めてみてください!