国試から専門医試験まで 医学生と医師を支えるイヤーノート

目次

▼「イヤーノート」の構成

イヤーノートの構成
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「イヤーノート」には,内科・外科の1,700疾患を網羅した「イヤーノート」本体のほか,2種類の付録コンテンツが付いてきます.

⚫️病理や身体所見など,疾患にまつわる画像が多数収録された「イヤーノート・アトラス

⚫️“内科専門医試験”,“総合内科専門医試験”対策に使える「内科専門医試験 Quick Check

なお,イヤーノートの最新版は書籍版であれば各種書店,アプリ版であればmediLinkストアからご購入いただけます.

書籍版をオンラインでお求めの方はこちらから!

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▼「イヤーノート」は“医学生のバイブル”

国試の問題を解いていて,「答えだけじゃなくてこの疾患の国試的に重要な部分を網羅しておきたい」と思ったとき.

実習で担当患者さんの疾患について,「何を診察して,どんな所見に注目すればわからない」と困ったとき.

そんな,医学生によくある「知りたい」のお困りごとにお答えするのが『イヤーノート』

今や約90%の医学生が持っている,“医学生のバイブル”です.

⚫️疾患の辞書として使える

「イヤーノート」が“医学生のバイブル”として支持されている理由の1つが,本書の網羅性です.

「イヤーノート」では,約1700疾患のポイントが,箇条書きで端的にまとめられています

多くの疾患が,見開きの2ページで概要をつかめるように構成されており,視覚的に必要な情報を捉えられるようになっています.

イヤーノートの紙面

膨大な国試範囲の勉強を効率よくこなすためには,「必要な知識」へのスピーディなアクセスが必要不可欠.

ある事項について知りたいときに「イヤーノート」がお手元にあれば,書籍の場合は各科の目次や索引,アプリの場合は検索機能でほしい情報にすぐ到達することができます

国試の過去問(「QB」など)を解くときや実習中,さらにはマッチングや進級・卒業試験など,医学部生活のあらゆる場面で気になることを調べる(=辞書として使う)ツールとして最適です.

⚫️国試で問われた内容が簡単にわかる

「イヤーノート」では,過去に国試で問われた内科・外科の知識をほぼすべて記載しており,それを青字で示しています.

だから,国試で狙われている知識,その範囲がひと目でわかるようになっています.

さらに,「イヤーノート2021」より,直近の国試で問われた内容と過去に問われた内容が区別できるよう,青下線の仕様を追加しています.

最新版「イヤーノート2025」では,2021~2023年実施の国試(115~117回)で問われた内容に,青下線を追加しています.

また,設問として直接問われた内容(青字)でなくても,過去の臨床問題で診断をつけるために重要になった所見や,そのテーマを理解するうえで特に重要と思われる情報を黒太字で示しています.

イヤーノートの青字と青線
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2023年2月の117回医師国家試験を,当時最新の「イヤーノート2024」(2023年春発行)で分析したところ,「イヤーノート」の記載知識で医師国家試験の内科・外科範囲の問題が94%解ける,という結果が得られました.

国試情報がここまで徹底して反映されているのは,数ある参考書・教科書の中でも「イヤーノート」だけと言えます.

⚫️「QB」と「イヤーノート」の連携機能を活かして“正しい”過去問演習を

イヤーノートアプリとQBの連携機能の概要
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国試の勉強は過去問ベースでの対策が主ですが,ただ国試の問題を解くだけでは,国試で問われる新規の問題に対応できません.

国試対策で大切なことは,解いた過去問を通して知識を深めていくことなのです.

そのため,「QB」の解説文には,問われた疾患についてまとまった情報が確認できるよう,「イヤーノート」,『病気がみえる』,『レビューブック』などの参照ページがついています

この機能により,「QB」で国試の問題を解いていて「ここを確認しておきたい」という部分が出てきたときも,「イヤーノート」の参照ページを開けば,すぐにその疾患に関する情報を調べることができます

イヤーノートとQBの連携
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QBを1周目で問題演習をする際に特に重要なのは,間違えた部分の解説を読んだだけで済ますのではなく,『イヤーノート』該当ページにジャンプしてその疾患の全体像(特に青字・黒太字になっている記載)をざっと見ておき,間違えた箇所はもちろん周辺事項も含めて復習し,他の問題でも回答できるように頭の準備をしておくことです.

次の出題でも間違えたりあやふやと感じられれば再度『イヤーノート』を見返しておきます.


この『イヤーノート』の見返しによってQBや模試の正答率が上がっていきます.


またアプリ版『イヤーノート』では,⻘字や⻘下線をタップすることで,該当する国試の問題を確認することができます.

調べ物で『イヤーノート』を使用した際にも,時間があれば実際の出題例を見てみましょう.

ただ過去問を解くだけでなく,「問われた疾患に関する知識を深めること」と「反復的な学習で長期的に記憶すること」が求められる国試対策.

「QB」で問題を解き,自分が間違ってしまった部分や,解説を読んで知識が不十分だと感じた部分について,「イヤーノート」などの情報がまとまった書籍を確認して,知識を反復的に吸収するくせをつけましょう

⚫️2種類の付録コンテンツ

「イヤーノート」には,「イヤーノート」本体のほかに,「イヤーノート・アトラス」と「内科専門医試験 Quick Check」が付いてきます.

イヤーノートの付録コンテンツ
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■「イヤーノート」完全対応の画像集「イヤーノート・アトラス」で画像問題対策を

受験生が苦手としがちな画像問題.その画像問題対策には,「イヤーノート・アトラス」がうってつけ

「イヤーノート・アトラス」は「イヤーノート」に掲載されている疾患の身体所見写真超音波検査放射線画像病理組織,およびそれらと対照できる正常画像を,臓器・疾患別に掲載しています.


「イヤーノート」に掲載の内科・外科に加え,産婦人科やマイナー科の画像を掲載し,
全科合計約1,900点もの画像を収載しています.

さらに,「イヤーノート・アトラス」は「イヤーノート」と連動しています.

「イヤーノート」内の画像を参照したい疾患のページからQRコードを読み取ることで,「イヤーノート・アトラス」にて視覚的に疾患をイメージすることができます.

イヤーノート・アトラス
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「イヤーノート」で情報を調べるついでに「イヤーノート・アトラス」も参照して,画像を見慣れておけば,より盤石な知識が得られることでしょう.

■専門医試験対策に使える「内科専門医試験 Quick Check」

「内科専門医試験 Quick Check」は,「イヤーノート」本体とともに使える,「内科専門医資格認定試験(以下 内科専門医試験)」「総合内科専門医資格認定試験」対策の定番コンテンツです.

内科専門医資格認定試験で問われた知識(一般問題,臨床問題の中の「診断さえつけば知識だけで解ける問題」)を一問一答にして収録した本コンテンツ.

「イヤーノート」本体で知識をインプットし,「内科系専門医試験 Quick Check」でアウトプットすることで,効率よく知識の確認が可能です.

▼mediLinkアプリ版「イヤーノート」でいつでも知識を手元に

「イヤーノート」には,書籍版だけでなく,アプリ版もあります.

アプリをスマホやタブレットに入れておけば,移動中や実習中・臨床現場など,時と場所を問わず「イヤーノート」を利用できます.

書籍版「イヤーノート」の袋とじには,mediLinkアプリ版「イヤーノート」の割引クーポンコードが付いてきて,特別価格で購入できるので,書籍&アプリの“二刀流”がおトクです.

イヤーノートアプリの割引キャンペーン
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⚫️「QBオンライン」とのアプリ内連携を活かした「知識を深める」学習を

国試過去問集『クエスチョン・バンク(QB)』のオンラインサービス「QBオンライン」.

多くの国試受験生や医学部高学年の皆さんは,この「QBオンライン」を通して国試の勉強を進めていることと思います.

そんな国試対策の定番「QBオンライン」ですが,過去問を解いただけで満足してしまっている方はいませんか?

また,「イヤーノート」などで「まずはとにかく体系的な知識を」というスタイルの方は,過去問の演習が不十分になってしまってはいませんか?

国試対策で重要な,「過去問の演習」と「知識を深めること」の両立を叶えてくれるのが,「QBオンライン」と「イヤーノート」の連携機能.

「QBオンライン」のアカウントさえあれば,mediLinkアプリ内で「イヤーノート」と自動で連携させることができます.

「イヤーノート」内の青字青下線は,過去に国試で問われた内容です.

アプリ版「イヤーノート」では,この青字青下線をタップすることで,該当する国試の問題を確認することができます.

この機能により,「イヤーノート」で体系的な知識を確認しながら,実際に国試で出題された問題を演習することが可能です.

例えば,模試や卒業試験で出た疾患について復習する際に,『イヤーノート』で調べると,その疾患について,国試では過去どんな知識が問われたのかひと目で確認することができ,さらに青字をタップすると「QBオンライン」で実際の出題も見ることも可能です.

また,疾患の一番上についている「QB」ボタンを押せばその疾患の過去の出題を一気に演習することも可能です!

こういった学習をしておくことで,国試で類題が出題された際にも対応できるようになります.

一方,「QBオンライン」の解説ページには,「イヤーノート」のマークが記載されていることがあります.

このマークをタップすると,「イヤーノート」の関連箇所へと一瞬でジャンプしてくれます.

過去問をただ演習するだけでなく,過去問を通して知識を深めていくことが必要とされる国試対策.

ぜひとも連携機能を活かして,「QBオンライン」の解説で気になった箇所を「イヤーノート」で確認し,体系的に知識を深める習慣をつけてください.

イヤーノートアプリとQBの連携機能の詳細
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※「QBオンライン」の解説閲覧には,別途,「QBオンライン」各巻の購入が必要です.

⚫️アプリだからこそできる「コピペで時短」のまとめノート作り

国試の勉強のためにノートを作っているものの,とにかくノート作りに時間がかかって演習時間がとれないという方もいるのではないでしょうか.

アプリ版「イヤーノート」は,そんな時間がない国試受験生のために,コピペで簡単にまとめノートへ切り貼り可能な機能を提供しています.

例えば,Goodnotesなどで「Q-Assist」のテキストや自分のノートにまとめたい情報があるとき,「イヤーノート」内の「表」や「まとめ」をドラッグすることで,即座にノートアプリへとコピー可能

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「イヤーノート」のコピペ機能を利用して,まとめノートの作成に時間をかけすぎず,きちんと演習時間が取れるような効率化を図りましょう.

⚫️便利な検索機能で効率的に調べられる

アプリ版「イヤーノート」には,効率的に知りたいことを調べられるよう,豊富な検索機能が用意されています.

■調べたい文字列で「イヤーノート」内を検索

「イヤーノート」では,「Alzheimer型認知症」など,任意の文字列での検索が可能です.

さらに,「Alzheimer型認知症」はときに書籍内で「アルツハイマー型認知症」「ATD」といったカタカナ表記や略称などの別の表記がされていることもありますが,そうした表記のものもすべて検索する,“ゆらぎ検索”にも対応しています.

書籍版の『QB』『回数別』などをお使いになられている場合は,解説に書かれた『イヤーノート』の参照ページのページ番号からも該当箇所を調べられるようになっています.

イヤーノートの検索
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■選択した文字列をワンタッチで検索

選択した用語を,mediLink内で取得済の全コンテンツから横断検索(串刺し検索)することが可能です(「アプリ検索」ボタン).

また,ワンタッチでGoogle検索に飛ぶことができるので,より広く調べたいときも別画面を立ち上げる必要がなく,スムーズに学習できます.

※Android端末では,「Google検索」ボタンは画面右下に表示されます.

イヤーノートのワンタッチ検索
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■持ち歩いてすぐ調べられるからこそ実習のお供に

「イヤーノート」アプリ版なら,情報の詰まった「イヤーノート」をいつでもどこでも持ち歩けて,便利な検索機能ですぐに調べられます.

ですので,実習でのちょっとした調べごとにも,手軽にお使いいただけます

例えば,「カンファ前に,自分の受け持ち患者さんの疾患について知識を整理しておきたい」というとき.

あるいは,「外来で,先生に何か聞かれてもいいように,目の前の患者さんの疾患について確認しておきたい」というときなどなど…….

そんなとき,お手元の「イヤーノート」アプリで少し調べるだけでも,心の持ちようが変わってくることでしょう.

⚫️【Reference】でより深い知識を

mediLink版「イヤーノート」では, 各項目で重要なガイドラインなどを掲載しており,Referenceをクリックすると,該当ガイドラインのページに遷移可能です.

より深く,その疾患について知識をより掘り下げることができます.

※URLがあるものについてのみ,遷移可能です.

イヤーノートのReference
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⚫️「イヤーノート・アトラス」との連携で画像問題対策を

mediLinkアプリ版「イヤーノート」は,付録の「イヤーノート・アトラス」ともシームレスに連携しています.

書籍版ではQRコードを読み取る必要がありましたが,アプリ版ではアトラスのマークからワンタッチで該当する画像を呼び出すことができます

イヤーノートとイヤーノート・アトラスの連携
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受験生が苦手としがちな画像問題.その対策のためには,とにかく画像を見慣れることが不可欠です.

「イヤーノート・アトラス」との連携を活用して,「イヤーノート」で調べた後にはついでに画像所見も確認するくせをつけましょう.

⚫️アプリ版限定付録の「手術NAVI」でオペの予習・復習

外科実習の予習・復習をサポートするコンテンツが,mediLinkアプリ版限定で収録されています.

手術NAVI」は,実習で外科をまわる学生さんのために,手術の流れとポイント(何のために,何をしているか)を整理したコンテンツです.

実習当日の移動中や休み時間にスマホですぐ閲覧できるので,実習前の予習にうってつけ!

さらに,実習後に復習し,知識として定着させておけば,後々の国試対策にもつながります(外科の分野で国家試験に問われる知識は,ほとんどが実習中に得られるものだからです).

現在はβ版として,「イヤーノート」をお持ちの方に無料で公開中です.

手術NAVI

⚫️アプリ版は次年度版へのアップグレードが3,300円

毎年改訂の「イヤーノート」.最新版がほしいけど,書籍を毎年買うにはちょっと高い…

そんな方も,アプリ版であれば,3,300円(税込)で次年度版にアップグレードすることができます

アップグレードに回数制限はなく,2バージョン先までのアップグレードが可能です.

イヤーノートアプリの割引アップデート
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アップグレード版のご購入はこちらからどうぞ!

※初めて「イヤーノート」アプリをお買い求めの方は,通常版をご購入ください.

▼国試合格後も使える「イヤーノート」

「イヤーノート」は医学生だけでなく,研修医となって以降もご利用いただけます

各科の疾患の概要をコンパクトにまとめているため,まわっている科で気になったことがある際に,手軽に検索したり,概要をつかむことができます.

また,専門医試験対策にも使えるため,将来の専門医試験を見据えている研修医の先生にも最適です.

⚫️専門医試験対策の定番書籍の定番書籍として

国試対策で慣れ親しんだ「イヤーノート」は各種専門医試験対策にもご利用いただけます.

「イヤーノート内科・外科」はすでに新内科専門医試験,総合内科専門医試験の対策書籍としても定番になっています.

「イヤーノート 内科・外科」は認定内科医試験,内科専門医資格認定試験,総合内科専門医試験で問われた内容を受験生から収集し,対応する記載に「 内マーク」を付記しておりますので,特に狙われやすい知識の確認にも最適です.

また,2020年3月発行の「イヤーノート2021」以降,外科専門医予備試験にて出題があった内容には「外マーク」が付いています.

内科を目指されている先生方のみならず,外科系に進む予定の先生方も,医学部卒業後も引き続き本書を利用されることをお勧めいたします.

▼小児科・産婦人科・マイナーも刊行予定

2023年3月発行の「イヤーノート2024」まで,「イヤーノート」は「内科・外科」だけのラインナップとなっていましたが,今後は「小児科」「産婦人科」「マイナー」も刊行を予定しています.

2024年秋頃リリースの「イヤーノート 小児科 2025」を皮切りに,「イヤーノート 産婦人科」「イヤーノート マイナー」も随時公開予定です.

※小児科・産婦人科・マイナーはmediLink電子版のみの発売を予定.

現時点での詳しい発行スケジュールは,下記を参考にしてください.

▼この記事を読んだあなたへのおすすめ

「イヤーノート」のさらなる利用法や活用術,実際に先輩方がどのように使っていたかを詳しく知りたい方は,是非とも先輩方の体験記も参考にしてみてください.

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