コラム

最強の勉強スタイルを求めて (1)【コロナのコラム。第2回】

みなさま、こんにちは!
大人気ブログ「医学生コロナのRoad to Doctor【医師への道】」の筆者であるコロナさん(順天堂大学医学部6年生)の連載第二弾です。

CBTや国試の勉強方法から、バイトなどの日常生活まで多岐にわたって連載予定で、医学生(全学年向け)に必見の内容となっています!

第二回目は「勉強スタイル」について教えていただきました。  

連載記事第一弾の「夏休みを超絶有意義に過ごす!【コロナのコラム。第1回】」もぜひご覧ください!


***

 

コロナのコラム。第2回
『最強の勉強スタイルを求めて ①』

 

ついに夏休みが終わってしまいました。皆さんの夏休みは充実していたでしょうか?私は卒業試験も始まり勉強に追われる日々です。皆さんも新学期が始まり、否が応でも勉強をしなければならなくなりますね。今回は勉強スタイルについて書いていこうと思います。

◯順天堂大学医学部の講義スタイル

まずは、順天堂大学の講義スタイルについて。私たちは御茶ノ水にある高層ビルにある階段状の講義室で講義を受けます。その最大の特徴は、   ①1人1台個人用のモニターがあること ②講義資料がまとめて製本して配布されること ③試験の過去問は出題者の解説付きでダウンロード・印刷できること   だと思います。 ①の個人用のモニターには講義中のスライドが表示されるのでいちいち前を見る必要がなくなります。さらに大事なスライドは(講師に許可をもらえば)スマホで撮影して保存・共有することもできます。   ②の講義資料は各ターム(1〜2ヶ月)ごとに配布されます。左ページに講義スライドや資料が載っていて右ページの空白ページに書き込みができます。講義のたびにホッチキスどめの資料が配られることがないので紛失するリスクもなくとても便利です。   ③の過去問は出題者本人の解説がついているので試験委員が解答を作る必要もありません。過去問はパソコン室で年間2000枚まで印刷できるようになっています。また、PDFとしてダウンロードもできます。 他の大学の話も聞きますが、順天堂はかなり勉強がしやすい大学だと思います。     しかし、これだけで勉強しやすいと満足していた自分が悔やまれるほど”あるもの”の存在で一変してしまいました。       それは 『iPad Pro + Apple Pencil』です。

◯iPad ProとApplePencilによる最強の勉強法

私は2017年夏にこれを手に入れてから最強の勉強法へと一気に近づくことができました。  なんといっても、Apple Pencilの入力インターフェースは素晴らしく、何のストレスも感じずにiPad Proをノートとして使うようにシフトすることができました。    そして今までは紙のノート・病気がみえるの本・コピー機・はさみ・のりが必要だったまとめノート作りも、iPad Proだけでできるようになったのです。もちろん、Q-Assistの講義を受講するときにPDFの印刷をする手間もなくなりました。   私はこの勉強の素晴らしさを広めたいと思い、『コロナ式勉強法』としてブログで紹介しています。また、YouTubeに動画を上げているので是非ご覧ください。


ここから余談ですが、某K大学では2013年よりiPadを学生へ配布する実験を行なっていました。  iPadには講義資料と医学書を閲覧できるアプリとOfficeソフトが入れられていました。  また、某T大学も看護学生に看護実習アプリをインストールしたiPadを配布したそうです。    学生からの意見としては、便利になったという一方、難しい医学書は入っていても読まないこと、書き込みがしにくくノートとしては使えないこと、などがあったそうです。  しかしこれらの実験はiPad ProではなくiPad(当時はApple Pencil非対応)で行われたものなので、閲覧用としては使えるものの当然ノートの代わりをすることまではできず、やはり学生は使いにくさやもどかしさを感じてしまいました。     しかし最近になって衝撃的なニュースがありました。アメリカのミズーリ州の大学で学生ひとりひとりにiPad ProとApple Pencilを計3600セット配布したところ、デスクトップ環境よりも59万ドルも経費削減ができたということです。  そして、アプリを使って学生の勉強環境を管理することで落ちこぼれができにくいようなスタイルを作れたそうです。  これは、大学・学生共に嬉しいことですね。今後、講義をデジタル化していく大学が増えていくのではないでしょうか。   次回はコロナ式iPad Pro勉強法について細かく解説していきます!


【コロナのちょっと一言】

〜身長173cmの人の推奨摂取カロリーについて〜

  まず定義から!  

標準体重(kg)=22×身長(m)×身長(m) 軽労働者の場合 摂取カロリー(kcal/日)=標準体重(kg)×25〜30(kcal/kg・日)

  ここで大事なのが『1.73≒√3』ということ!!   よって身長(m)の2乗は3となり、 標準体重は66kgと求まり、 軽労働者の場合の摂取カロリー(kcal/日)は 1650〜1980(kcal/日) と簡単に求まる!     同様の理由により、身長173cmの人のBMIは体重(kg)を3で割るだけで出るんですね〜 とても便利です!       おわり。


筆者:コロナ
順天堂大学 医学部6年生
 「医学生コロナのRoad to Doctor【医師への道】」の主催者であり、ブログ中で医学生や医学部受験生に有益な情報を配信中。ブログ村医学生ランキングで一位を獲得するなど、人気を博している。
 「医学生コロナのRoad to Doctor【医師への道】」はこちら

–コロナのコラム。一覧–
夏休みを超絶有意義に過ごす!【コロナのコラム。第1回】 
最強の勉強スタイルを求めて (1)【コロナのコラム。第2回】←今ココ
最強の勉強スタイルを求めて (2)【コロナのコラム。第3回】
医学生のバイトと法律【コロナのコラム。第4回】
Post-CC OSCE ~正式導入と対策~【コロナのコラム。第5回】
免疫力を高める!【コロナのコラム。第6回】
第113回医師国家試験受験記(1)【コロナのコラム。第7回】
第113回医師国家試験受験記(2)【コロナのコラム。第8回】

新着記事カテゴリー


 すべて

 国試

 CBT・OSCE

 動画・アプリ

 マッチング

 実習

 コラム

 その他