イヤーノート2025 内科・外科編
[5・6年生向け]第117回医師国家試験【体験記】国試・マッチング・卒試対策に!イヤーノート+付録活用法
みなさん,「イヤーノート」はお持ちですか?持っている方,無料の付録は使ってますか?
最新の「イヤーノート2024」にはなんと,「イヤーノート・アトラス」「内科専門医Quick Check」「イヤーノートTOPICS」3つの電子コンテンツが付属しております.
今回は,付録を駆使してマッチング・卒業試験・国家試験を突破した先輩の体験記をお届けします!
「イヤーノート」持ってないけど試験どうに使えるの?という方,「イヤーノート」持ってるけど付録まで使いこなせていない…という方,必読です!
そんなのあったの!?「イヤーノート」+付録活用法
順天堂大学 Mさん
僕は模試や学内試験で選択肢が2つまで絞れるけど,最後が完全に2択になってしまう学生でした.
そんな僕が本番でも迷う問題が少なくなった勉強法を紹介したいと思います.
「QBオンライン」で演習は進めているのに,模試になると解けない…
「イヤーノート」(以下YN)は4年のCBTが終わった後に学内一斉購入で手に入れました.
はじめて手に取ったとき,こんなに重くて字の小さいものを勉強しなければならないのかと気が滅入ったのを覚えています.
実習とともに「QBオンライン」(以下QB)で問題演習を進めていき,6年の春には公衆衛生を除いたメジャー科目とマイナー科目についてとりあえずは一周したという進捗状況でした.「QB」の学内グラフでも真ん中よりは上にいたので安心していました.
しかし,6年4月に受けた模擬試験で出鼻を挫かれてしまいました.自分なりには勉強していたつもりなのに,解けない問題が多すぎる!!国家試験では一般臨床問題を8割ほど正解しなければ安心できないと聞いていた僕は焦りました.
そこで,4月からは実習も落ち着き始め,ある程度自由な時間も増えたので,勉強法を少し変更しました.
実践したこの3つの勉強法について説明していきたいと思います.
「QB」では解説付随のリンク先に飛びまくる
「QB」の解説から「YN」や「病気がみえる」にそのまま飛べることをご存じでしょうか?
僕はその機能を最大限活かすことができたと思います.
演習方法の一例を参考画像を見せつつ説明したいと思います.これは食道胃逆流症の問題の一例です.
①「QB」の解法の要点から飛ぶことのできるリンク先に飛ぶ
②「YN」で疾患の概念を復習し,その後は青文字を中心に一通り確認する
③「ATLAS」のマークがある箇所は積極的にリンク先に飛び,画像を確認する
④ 再び「QB」に戻り,他の疾患の解説を読み,気になるようならリンク先に飛ぶ
この流れで繰り返し演習しました.
はじめはものすごく時間がかかります.また,読んだことをノートにまとめていたりすると20問/日くらいのペースでしか進みません.なので,適当な紙に殴り書きでメモを取っていました(そのメモは一日の終わりに捨てます笑).
「QB」と「YN」の互換性は,自分で調べる手間を省き,国試に重要な要点を流れるように確認できるのでかなり便利だと感じました.
また,「YN」には画像集「ATLAS」が付録としてついており,イメージしづらい画像所見や,要点も確認できるのは知識の整理に役立ちました.
僕は6年の間は,「YN」や「レビューブック」など参照で飛べる箇所はとにかく飛んで,網羅的に確認する癖をつけました.
この勉強方法で,曖昧に理解していた疾患の知識をしっかりと整理できるようになったと思います.
急激に成績が伸びるということはありませんでしたが,冬までには模擬試験などで,苦手だった一般問題の正答率UPを実感し,安定した点数を取ることができるようになりました!
▼編集注:「イヤーノートATLAS」のご紹介
マッチング対策で「内科系専門医試験Quick Check」
マッチング試験の対策はそれぞれの病院で異なるため,見学した際に先輩に聞いて同じようなことをするのが大切です.
その中で,僕の受けた試験の勉強法が特殊だったので紹介しようと思います.
難易度の高い〇×二者択一問題が100問前後出題される試験でした.その対策に使ったのが「内科医専門医試験Quick Check」です.
聞いたことのある方,使ったことのある方は少ないかもしれません.僕もあまり意識したことはなかったのですが,「YN」の付録として付いていることはなんとなく知っており,使ってみるか~という感じで触り始めました.
使ってみると,二者択一の試験に慣れるということと,「QB」だけを解いていても知ることのできない内容を学べるという点で有用だと思いました.この教材を通して,まだまだ知らないことばかりだからと慢心をすることなく勉強ができたと思います.
マッチング対策として使用し始めましたが,結果的に選択肢を1つに選ぶ国試形式の対策にもつながったように思います.
▼編集注:「内科医専門医試験Quick Check」のご紹介
卒業試験対策で「イヤーノートTOPICS」
卒業試験も大学によって出題形式や難易度がバラバラなので,参考程度に読んでいただけると幸いです.
僕の大学の卒業試験は「そこまでは知らなかった」みたいな問題が結構出る試験内容でした.ポリクリで聞いた新しい治療も出題されることがありました.
勉強方法は一通り基本的な事項を復習し,過去問を解き,その後発展的な内容を勉強するといった流れで対策を行っていました.
今回は発展的な内容の勉強方法を紹介しようと思います.まず,使ったのが「イヤーノートTOPICS」です.
これまた「YN」の付録だったのですが,「こんなのもついてたのか!」と感心しました.まずは下の画像をご覧ください.見たことがない人も多いかと思います.
僕の使い方は以下の通りです.
これだけです.
ポイントは友人に問題を出すことを想定することです.新しい治療薬や定義の問題,新しい検査などは問題にしやすい印象でした.
しかし,長い時間見続けると泥沼にはまるので気を付けましょう!
実際117回国家試験では以下の内容を問われる問題も出題されました.左室駆出率による心不全の分類を,「イヤーノートTOPICS」の表で確認した後,心不全の治療について整理しなおす時間を作れたので,記憶にしっかり定着しており,内心ガッツポーズ問題でした.
最後に
ここまで読んでくださった方本当にありがとうございます.
国家試験勉強には終わりがありません.いくら勉強しても不安になると思います.
自分に合った勉強法を見つけることと,模試などで立ち位置を確認して,自分のやり方で間に合うのかということを常に考えることが重要だと思います.
「QB」の勉強法ひとつとっても三者三様いろいろな活用方法があります.
僕はいろいろなリンク先に飛んでいたおかげで,二択に絞った後に7:3くらいの自信で選択肢を選ぶことができました.
せっかく買った「YN」をどう使いこなすか悩んでいる方も多いと思います.
無料でついてくる付録も本編もうまく使いこなし,自信がもてた上記3つの勉強法,今回の記事でこんな機能もあったんだ!こんな付録もついていたんだ!ということを知っていただければ幸いです.
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