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【いいんちょーの僕です。】第4回 すぐに役立つQB実践術!

 

こんにちは!医学部5年生の大山です.

 

緊急事態宣言が5月末まで延長となる中,私たちの大学でも実習再開が延期となりました.

 

その一方で,世間では「ピークを過ぎた」という漠然とした感覚もあり,経済活動が再開される雰囲気も感じています.医療が逼迫する事態へと進展しないことを願いつつ…今回も筆を進めていきたいと思います.

 

 

前回のおさらい

 

前回のコラムでは,医師国家試験には「過去問を制する者は,国試を制す」という原則があり,過去問は①演習範囲②習熟度の2つを伸ばしていくことが大切,というお話をしました.下の図は,前回の内容をまとめたものとなっています.

 

 

私の伝えたいことが届いたのかもしれません(そう信じたい涙),私たちの大学では7割超の人達がQBオンラインでの学習を始めています.

 

今後,さらに休校期間が延長された場合,実習が夏休み中にずれ込む可能性もあります.そこに病院見学も入ってくるとなれば,勉強時間を確保することはより難しくなっていくでしょう.やはり,今のうちにQBを進め,過去問に慣れておくことが賢明ではないかと思うのです.

 

そこで!

 

今回のコラムでは,「すぐに役立つQB実践術」をテーマに綴っていきたいと思います(^^)

 

 

“進捗管理”こそ学習のキモ

 

まず最初に,私が勉強について何より大切にしていることを書かせてください.

 

それは,

 

「進捗管理をしよう!」

 

というものです.

 

勉強を開始してから試験当日まで,いつでも「勉強の進み具合を把握しておく」ことは(超)大切であると考えています.なぜかというと,それをする人は「今の自分に足りていないこと = 次にやるべきこと」がいつでもはっきりしているため,必要な勉強だけをモレなくムダなく,最後まで続けることができるからです.

 

大学受験にしても定期試験にしても,試験勉強が苦手という方はこの「進捗管理」をなおざりにしていることが多い,そんな印象があります.自分は何がわかっていて何がわかっていないのか,いつも整理しておく習慣がない.すると,残された時間を有効に使うための優先順位が付けられず,結果として大きな穴を残したまま本番に臨んでしまう….思い当たる方も,きっといるかもしれません.

 

国試対策としてQBを用いる場合,その問題数は1周目問題でも約2,500問,フルでは約7,000問に及びます.この膨大な量を学習していくにあたって,単純に端から端まで演習を繰り返すような時間の余裕はないと考えていいでしょう.

 

限られた時間で必要な知識を身につけるために,「何がわかっていないのか?」「次に取りかかるべきことは何か?」ということを把握し,それらに集中して時間を使うことが大切なポイントになりそうです.

 

 

QBオンラインの“◎○△×機能”を活用しよう!

 

「でも,どうやって進捗管理すればいいんだろう…?」

 

そのような方に,私はQBオンラインの“◎○△×機能”を活用することをオススメしたいと思います.QBオンラインを進めている方であれば全員がこの機能を知っているかと思いますが,あまり意識して使い分けをしていない方も多いのではないでしょうか.

 

昨年にCBTの再試を受けることが決まった私の友人は,いざ再試の準備を始めようとした際に途方に暮れてしまいました.なぜならそれまで進めていたQBオンラインについて,正解した問題にすべて“○”とマークしてしまっていたからです.そこには「きちんと理解している問題」や「まぐれで正解した問題」がごちゃ混ぜになっており,本当に復習すべき問題を取り出せなくなっていたのでした.この例からも,“◎○△×機能”を活用し,丁寧に進捗を管理することの大切さがおわかり頂けるかと思います.

 

さてここでは,私が実際に用いている“◎○△×機能”の活用法をご紹介します.前回のコラムでお伝えした「習熟度の3ステップ」を利用したもので,より効果的な学習をするためのプチルールも設けたりしていますので,よければ参考にしてみてください.

 

 

 

どんなペースでQBを進めるか?

 

進捗管理の大切さを理解し,“◎○△×機能”の活用法もしっかりと固めたら,ここからは目標を定めてコンスタントにQBを進めていきたいところです.ここでは,どのくらいのペースで問題を解いていけばいいのか?という点について簡単に述べてみたいと思います.

 

私達ひとりひとりの学力や要領には違いがあるため一概には言えませんが,「問題を3周する」という指標は具体的な計算がしやすく,1つの目安として有用ではないでしょうか.

 

例えば,私たちの大学では今秋10月30日に試験が実施される予定です.出題範囲は「実習を行った診療科」となっていて,QBを見てみると1周目問題は1,463問,全問では4,055問が対象でした.そこでもし今日(5月11日)からQBを始める場合,試験までの残り日数は172日となるので…

 

 

このような具合に,1日あたりの学習ペースを大まかに掴むことができます.

 

参考までに,各診療科におけるQB全問と1周目問題の問題数を一覧にしておきます.よければペース配分の計算などにご利用ください.

 

 

 

(おまけ) 「やる気が出ない」あなたへ

 

ここまでお読み頂き,ありがとうございます.この連載を読んで下さっている方の中には,すでにバリバリと国試対策を進めている方もいるかと思いますし,その一方で「やらなきゃとは思っているんだけど,どうしてもやる気が出ない」という方もいるのではないかと思っています.

 

「やる気が出ない」と嘆く人達が,ついこの前まで私の周りにもいました.前回と今回のコラムにそれぞれ登場してもらった,昨年のCBTで再試となってしまった2名の友人です.ふたりは無事に進級することが出来たのですが,これまで試験にまつわる苦難を数多く経験してきたこともあり(苦笑),勉強があまり得意でないと感じているようです.

 

 

そんなふたりですが,今月に入ってから最初は30分間,決まった時間に机に座ることから始めてもらい,やる気はゼロのままでいいから教材を開いてみることを提案しました.すると驚いたことに,そこから今ではQBを進めることが毎日の習慣となっています.

 

やる気が出ないという方は,この友人達のようにとりあえず決めた時間に机へ向かい,QBを開くことから始めるといいのかもしれません.「やる気が出たら儲けもの,出なくても当たり前.とにかく明日も決まった時間にQBだけ開こう」といった具合に.

 

また,このふたりにとっていい刺激となっているのが,QBオンラインで表示される「全国ランキング」です.全国の医学部生(現在15,148人)の達成度が毎日更新されており,進めた分だけ順位が上がっていく状況を楽しんでいるようです.このようなゲーム的な側面を足がかりに,できる範囲で始めてみるのもいいと思います.

 

 

この友人達の例,そして私自身の経験から思うことは,「一度走り始めることさえ出来たら,そこから加速していくことはあまり難しいことではないかもしれない」ということです.やはり一番大変なのは,最初の一歩.皆さんが無事に一歩を踏み出せることを,陰ながら願っています.

 

今回は,このあたりで!

 

■筆者プロフィール

大山一慶:関東にある大学の医学部5年生.慶應義塾大学法学部卒業.株式会社リクルートへ入社後,脱サラしバンドマンに.その後いくつかのキャリアを経て,現在の大学へ入学.第252回日本循環器学会関東甲信越支部Student Award最優秀賞.心電図検定3級.ディープラーニングG検定2020#1.ご連絡はmailもしくはtwitterまでどうぞ.