イヤーノート2025 内科・外科編
【いいんちょーの僕です。】第16回 国試、直前。
あけましておめでとうございます!
医学部6年のI.O.です.
昨年は身の回りに様々なことがあり,このコラムもすっかり間があいてしまいました.
AYAがんについての活動に取り組んでいた頃がもう1年前とは,信じられない気分です.
…そして!
…あっというまに,国家試験まであとわずかになりましたね…!
この投稿を始めた当時は「まだまだ先の遠いできごとだな〜」なんて思っていたのが,気がつけばもう本番直前だなんて!
…過去の自分が,今の自分をただ的確に言い当てています(怖).
実際,今は最後の追い込みとして知識の整理や直近の過去問を中心に勉強を進めています…が,やはり不安や心配はつきません.
それでも.ここまできたら,日々黙々とやっていくしかないですよね.
とにかく体調だけは崩さないよう,できるだけ穏やかに過ごすことを心がけています.
Check!! 国試にあたっての新型コロナ対応について
私が日々の勉強と並行して一番気にしているのが,新型コロナウイルスの情勢です.
今年に入ってからというもの,オミクロン株などで再び感染の勢いが増しているのが心配になりますよね….
そんな中,医師国試の新型コロナウイルス対応について,厚労省は受験者留意事項の中で方針を発表しました.
ここでは東京都のファイルに記載のあった事項を抜粋しますので,参考にしてみてください.
※他エリアで受験される方は,かならずその都道府県の留意事項を確認してみてくださいね.
…まとめると,もし受験当日に感染してしまっていた場合には受験が認められないようです(汗).
ひきつづき,十分注意していきましょう!
6年間の集大成へ
この1年間を振り返ってみると,特に6年生の皆さんには大変なことがたくさんあったのではないでしょうか.
臨床実習やPost-CC OSCE,病院見学そしてマッチング,さらには卒業試験と….
目の前の勉強への準備や対応に追われながらも,同時に医師としての将来像を描き,足を動かさなければいけませんでした.
私自身,今年度は本当に濃密で目まぐるしい日々だったとしみじみ感じます.
先が見えないトンネルの中をとにかく全力で走り続けないといけないような,そんな感覚で毎日を過ごしていました.
その途中では,「最後までやれるんだろうか?」「ダメかもしれない」と不安におそわれたことも数知れません.
…それでも,そんな日々を何とか走り抜け,今ではたったひとつの到達点がはっきりと見えるところまできました.
それが,医師国家試験です.
過去の自分が書いていたように,焦りや不安が尽きることはありません.
ただそんな時,心を落ち着けて頭を巡らせてみると,私の中にはこの6年間に積み上げてきた沢山の知識や経験があることに気がつきます.
この1年間だけじゃなく,私たちは医学部に入学してからというもの本当に多くの試験や実習を乗り越えてきたんですよね.
「ここまでやって来れたんだから,最後だってきっとうまくいくはず」
最後まで気を引き締めて,ラストスパートを駆け抜けられるように.
迷いや不安,反省や後悔,これらすベてをのみ込んで残り期間を過ごしていけたらと思います.
これを読んで頂いている皆さんが,かならず無事に全員合格しますように.
あとすこし,一緒にがんばりましょう!
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■筆者プロフィール
I.O.:関東の医学生.1回目の大学で法学部を卒業後、会社員や音楽活動などを経て医学部へ入学.日本循環器学会関東甲信越支部Student Award最優秀賞.心電図検定3級.ディープラーニングG検定2020#1.
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–いいんちょーの僕です。目次–
第17回 国試の結果とご挨拶 (付録:Post-CC OSCE対策のコツ)
第11回 “Post-CC OSCE”という,事件.[後編]