イヤーノート2025 内科・外科編
【いいんちょーの僕です。】第9回 あったらいいな!QBオンラインの新機能♪
こんにちは!I.O.です.
暑い夏が終わったと思いきや,ぐんぐんと気温は下がりあっというまに冬のような空気感となりました.ハロウィーンが終われば,なんと今年も残り2ヶ月ですね….
僕の大学では今月で臨床実習がひと段落し,月末には大きめの試験が控えています.最近では学年全体が久々の試験モードに入っていて,かくいう僕もQBオンラインをポチポチと急ピッチで解き進めているところ.放課後はもちろんのこと,臨床実習の合間や行き帰りの電車なども含め,1日の大半をQBオンラインと過ごしている状況です.
今年の初めに国試の準備を始めてから,QBオンラインとも1年弱の付き合いとなりました.さてこれだけの長い時間をかけてさわり続けていると,「こんな機能もあると嬉しいなぁ」なんて想いがちらちらと湧いてきます(笑).そこで今回は,僕が個人的に“あったらいいな”と思うQBオンラインの新機能について書いてみたいと思います.
「あったらいいな」が好きな人
これは前置きなんですが,僕は身近に使っているものについて「こんなものがあったらいいな」ということを考えるのが大好きなんです.
たとえば僕は2年生の頃にiPad + Apple Pencilと出逢ったのですが,デジタルでの勉強法の可能性にすっかり魅せられてしまい,その追究にのめり込んでいきました.当時,iPadの魅力を力説して友達に購入を勧める姿はAppleのスタッフのようだと言われ(笑),この魅力をより多くの人に伝えたいと思いブログを立ち上げたりもしました.当時のブログ記事にもそれなりの閲覧があったので,学内外合わせておそらく数十台の単位でiPadの購入をお手伝いしてきたのではないかと思います.
それと並行して気持ちを強めていったのが,iPadで勉強をするために必要な「ノートアプリ」についてです.当時から色々なノートアプリが販売されてはいましたが,学生が勉強しやすいように設計されたノートアプリがないように感じていました.「喜ぶ人は多いはず,あったらいいなぁ!」と考えた僕は,自身のアイデアをまとめた企画書をつくり,興味を持ってくれそうな会社に手当たり次第連絡していくことにしました.アプリ制作会社,医療系IT企業,文房具メーカー…するとその中でノートアプリを制作する会社から返信があり,学生向けノートアプリについて話し合いを重ねる機会をもらうことができたんです!
僕が企業に送っていた企画書の一部
…と,前置きが長くなってしまいました(笑).このノートアプリについては結果的に製品化まで至ることはなかったのですが,その過程で「こんなものがあったらいいな」と考えていく作業,そしてひとつずつ専門家の方達と意見を交わしていく作業はめちゃくちゃ楽しいものでした.
そんなわけで,「あったらいいな」を考えるのが大好きな人間が(笑),おそらく国試本番まで長い付き合いとなるパートナー,QBオンラインの「あったらいいな」を書いてみたいと思います^^
あったらいいな(1): 同時に複数の解き進め方が可能!「マルチセーブ機能」
たとえば臨床実習と試験勉強を並行して進めているような場合,それぞれの診療科が一致しない場合が必ず出てきます.「実習では今週〇〇科を回るからその過去問を解いていきたいけれど,自分のペースで進めている試験勉強では今週△△科を解くことになっている」というように.試験直前となっている今などが,まさにそんな状況です(汗).
そのような場合,現状の機能だと1つの解答進捗のみがアプリに記憶されるようになっているため,たとえば“過去問最新X年分というソートをかけた〇〇科の何問中何問目”という進捗情報については,その後に新しい条件で△△科の問題を解き始めた時点でなくなってしまいます.つまり,△△科の問題を解いた後に再び〇〇科の問題を続きから始めたいという場合,ユーザーの方でそのソート条件を再度設定した上で,手動で前回中断した問題まで設定を進めていく必要があるかと思います.
このような状況が解消されるために,例えばロールプレイングゲームのように複数の解答進捗データを保存できるようにしておけたら,様々な学習の状況に対応することができてより便利になるのではないかなと思いました^^
“前回の続きからスタート”ボタンが3つくらいあるとより便利かもしれない?(画像: 「QBオンライン」より)
あったらいいな(2): 全国の医学生と楽しく学べる!「オンライン対戦機能」
次の「あったらいいな」はかなり弾けた内容かもしれませんが,“QBのe-Sports化”を実現したらおもしろいのではないか,という発想です.今の時代,オンラインゲームにおいて全世界のプレーヤーが繋がることは当たり前の時代となりました.e-Sportsの対象となるゲームも,クイズを含む様々なジャンルへと広がりを見せています.
QBオンライン上での実現について,僕の勝手なイメージとして,出題範囲(診療科目や過去問年数),出題数,対戦形式(早押しor正答数勝負)などを希望者同士が設定して競い,結果に応じてポイントが付与され,全国ランキングが表示されるような環境が用意されたらどうでしょうか?扱うテーマが疾病そのものであるだけに決して間違った盛り上がり方をしてはいけませんが,5年生・6年生だけでも全国に約2万人の医学生がいる中,医学の習熟度を促進するための新たな起爆剤として馬鹿にできないポテンシャルがあるような気がします.
…以上,今回は僕がQBオンラインを利用する中で考えた「あったらいいな」を綴ってみました.今後もどんどん使いこんで行きたいと思いますので,メディックメディア社QBオンラインご担当の皆さまー,是非ご検討を頂けると嬉しく思います(笑).また,これを読んで下さった同志の方で「自分はこんな機能がほしい!」というものがありましたら,そちらもぜひ教えてくださいね^^
今回は,この辺りで!
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■筆者プロフィール
I.O.:関東の医学生.1回目の大学で法学部を卒業後、会社員や音楽活動などを経て医学部へ入学.日本循環器学会関東甲信越支部Student Award最優秀賞.心電図検定3級.ディープラーニングG検定2020#1.
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–いいんちょーの僕です。目次–
第17回 国試の結果とご挨拶 (付録:Post-CC OSCE対策のコツ)
第11回 “Post-CC OSCE”という,事件.[後編]