秋頃からの医師国家試験対策スケジュール

  • 秋は国試対策を本格始動する季節
  • 回数別3年分,必修・公衆衛生対策,模試の受験は必ず行うこと
  • 反復演習を無理なく行えるスケジュールを立て,生活リズムも整えよう

 


 

目次

国試に向けて,エンジン始動!

秋は,医師国試に向け,本腰を入れ始める季節.

マッチング真っ只中の人もいれば,既に終わっているという人もいるかと思いますが,国試に向けた対策スケジュールをきちんと組み立てなければならない時期に来ているということに違いはありません.

あとで後悔しないように,これから何をしていくべきか,生活上のポイントともあわせて,しっかり確認しておきましょう!

とはいえ,今から紹介する勉強法は最近やっと対策を始めた…という短期集中駆け込み型の方向け…

普通にコツコツ勉強してきた方は以下の記事の方がためになるかもしれません!

絶対にやらなければならない4つのこと

秋から直前期にかけた時期,以下の4つの対策は,受験生が必ずといってよいほど行うものです.

・必修問題対策
・公衆衛生対策
・模試の受験
・『回数別 医師国家試験問題解説』 直近3年分

まずは,必修や公衆衛生の対策.必修や公衆衛生は,普段の勉強ではカバーしにくい項目が多いため,個別に対策が必要です.

そして,模試を受験して自分の立ち位置を知っておくことも大切.自分が周りと比べてどれくらいの立ち位置なのか,どの分野が苦手なのか.しっかり確認することが,自分の力を伸ばすことにつながります.

最後に,クエスチョン・バンクの回数別タブで直近3年分の国試を解きましょう.

たとえ,あなたが「既に分野別は3周達成済み!」というツワモノだとしても,最低3年分の過去問で本番のシミュレーションは行っておくべきです!

いざ本番のつもりで解いてみると,臓器別での演習していた時とは異なり,苦戦することも.また,知識修得のみならず,分野ごとの出題割合や,試験の全体像を知ることができます.

これらを必ず行うものとしてスケジュールを立てていきましょう!

余裕があれば…

もう公衆衛生も必修も1周は終わっているというコツコツ派の方は,「Q-Assistプラス」で総仕上げ!心に余裕を持って国試に挑みましょう.

国試対策かけこみ型向け!
秋頃から国試までの勉強スケジュール例

スケジュールを立てる上で重要なのは,「理解できるまで繰り返し,反復演習を行えるように」スケジュールを立てること.

国試合格にはたくさんの演習量が必要です.以下に,国試直前期のスケジュールの例を示しますので,ぜひ参考にしてみて下さい.

6年11月上旬:必修対策

オススメコンテンツ 「クエスチョン・バンク vol.7 必修問題」(1回目)

・1週間くらい,必修に特化した期間を設け,3冊を通して解く.

・分からなかったことなどを『レビューブック必修・禁忌』に書き込み,国試直前に見直せるようにする

・6年11月中旬:公衆衛生対策

オススメコンテンツ 「クエスチョン・バンク vol.6 公衆衛生」『レビューブック公衆衛生』『公衆衛生がみえる

・「クエスチョン・バンク vol.6 公衆衛生」を全問解いて,
細かい知識を『レビューブック公衆衛生』や『公衆衛生がみえる』で補う.
時間がなくても『レビューブック公衆衛生』は一通り読んでおくとgood.

※この時期までに内科外科・小児・産婦(クエスチョン・バンク vol.1~5)の演習が進んでいない場合は,1周目問題だけでも解いておこう.

・6年11月下旬~1月初旬:模試の受験+復習

医師国家試験対策 模試

オススメコンテンツ 「メディックメディア医師国試模試

国試本番と同等難易度の模試で実力をチェック!自分の立ち位置を把握しておきましょう.

・QB形式の解説で理解を深める(『イヤーノート』『病気がみえる』などの参照ページ付き).

・「WEB復習機能」で効率よく復習.模試はとにかく復習が大切です!

・模試の結果を踏まえ,苦手分野の補強(自分に必要なものを).

・6年1月上旬〜2月:反復演習&総仕上げ

オススメコンテンツ 「クエスチョン・バンク vol.7 必修問題」(2回目),『回数別 医師国家試験解説

・最終シミュレーション&仕上げに直近の国試3年分を解く(実際の試験時間に合わせて).

・間違った問題はしっかり復習!

・模試の復習も忘れずに!

生活上のポイント

スケジュールを立てたら,あとは実行していくのみ.ただし,計画を無理なく実行していくためには,日々の生活リズムを整えたり,精神面を安定させることも重要です.

ここで,生活上のポイントについても確認しておきましょう.

1.上手に気晴らしをしよう!

効率よく頭を使ったり,ココロを安定させるためには気晴らしが大切.食事や休憩のときは他の受験生と会話をするのもいいですね(感染対策をした上で).独りよがりの勉強の防止にもなるし,友達との何気ないやりとりが記憶に残っていたりもします.

2.体調を整えよう!

国試当日に体調を崩すのはもっての他ですが,直前期でも体調を崩してしまうと受験勉強の予定が大幅に狂い,精神的にも多大な悪影響を及ぼすことに….インフルエンザ等の予防接種を受ける,こまめに手を洗う,栄養・睡眠をしっかりとる,適度な運動を心がける等,体調管理にも十分気をつかいましょう!

今年も新型コロナウイルス感染のリスクがあるので,できうる感染対策をしっかり行い,万全の状態で試験会場にいきましょう!

3.暗記にはゴロとスキマ時間.

電車での通学,入浴中,寝る前のひとときなど,ちょっとしたスキマ時間は暗記に向いています.自作の暗記帳もよいですし,「医ンプット」の利用もオススメです.

4.朝型にしよう!

晩御飯までにはその日のノルマを終了させるというような攻めの姿勢がスケジュールにも精神的にもゆとりをもたせます.

また朝の9時から20問解く,などといった習慣をつけてみましょう.実際の試験に合わせて朝から頭を働かせることに慣れる,という意味でも大事です.

さいごに:ムダなく,最後まで力尽きない!

とにかく重要なのは,自分の置かれた状況をできるだけ正確に分析し,具体的にスケジュールを立てたうえで,確実に実行していくこと!

スケジュール例を参考に,本番に向けたスケジュールを立ててみてくださいね!

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