第118回医師国家試験問題解説
医師国家試験対策:最新国試まで網羅する『回数別』
- 『QB』には直近の最新国試が掲載されていない
- 6年生で『QB』を買った人は最新国試1回分を解くべき
- 5年生で『QB』を買った人は最新国試2回分を追加で解くべき
- 国試本番の雰囲気を体験するためにも『回数別』での演習は重要
『QB』には直近の最新国試が掲載されていない
『クエスチョン・バンク』(以下,『QB』)には,発行直前に行われた最新国試の問題が掲載されていません.
そのため,これまで出題された過去問を全てカバーするには,『回数別 医師国家試験問題解説』(以下『回数別』)と組み合わせて使う必要があります.
皆さんの『QB』購入時期によって,カバーできている範囲が違うので,
以下のパターンを参考に,買い足すべき『回数別』がどれか,確認してみてください!
・パターン1:6年生で『QB』を買った人の場合
最新の『QB』を使っている場合,入っていない問題は最新国試のみです.
できれば3回分を使って腕試しをしたいところですが,
最低限,最新の国試は必ず解くようにしましょう.
・パターン2:5年生で『QB』を買った人の場合
5年生で『QB』を買った場合,2回分が足りません.
『回数別』を2回分は必ず解いておくようにしましょう.
過去問演習が大切な理由
過去問演習が重要な理由として,類似・プール問題の出題があります.実際に類似問題が出題された例も見ながら,確認してみましょう.
●同一・類似問題が出題されやすい!
医師国試では,前年度までに出題された問題の類似・プール(同一)問題が繰り返し出題されます.
毎年,10%前後の問題が近年3回分から出題されています.
再出題される問題のほとんどでは,前回出題時よりも正答率が上がります.
次にご紹介するのはその一例です.
【115D74】(クリックで「QBオンライン」に移動します!)
115回で出題された上記の問題と似たような問題が,
翌年に行われた116回医師国家試験で,下のように出題されました.
小腸出血病変を疑う際に行う検査について理解していれば解ける問題です.
115回では正答率72.5%だったものが,116回では94.2%と高値を叩き出しています.
つまりは,「近年の国家試験問題をしっかり行っていれば」正解できた問題なんです.
メディックメディアの書籍である『115回』の解説にある「選択肢解説」で,この内容について掲載がありました.
このことからも過去問をしっかり解いて,解説の隅々まで確認しておくことが国家試験対策では重要である,ということが分かります!
ということで!
118回国家試験を受ける方は,3年分の『117回』『116回』『115回』を,ぜひ押さえておきましょう!
●“本番シミュレーション”は超大事!
とにかく,「直前に回数別の過去問演習!」というのは,もはや受験生の常識ですよね.
でも,どういうことを意識して『回数別 医師国家試験問題解説』(以下,『回数別』)の過去問を解けばよいのでしょうか.
ぼんやり,「解いた〜」で終わらないためにも,
過去問対策の大事なポイントをまとめました.
1.時間感覚・体力配分をつかむ!
これをみて分かるように,国試本番で1問にかけられる時間は,長くても1分〜2分程度.
すべての問題をじっくり検討する余裕はありません.
回数別の過去問集でテンポよく解き進めるクセをつけておいた方がよいですね.
また,『回数別』を使って2日間のシミュレーションをしておくと,体力配分もつかめますよ.
2.国試の雰囲気・傾向をつかむ!
『クエスチョン・バンク』(以下,『QB』)は疾患別に系統だてて問題が並んでいるため,勉強しやすい仕組みになっています.
しかし,分野も疾患もバラバラに出題される国試本番では,
『QB』では簡単に思えた問題が突如難問に感じられたりもします.
国試ならではの全分野シャッフルされた出題の緊張感は味わっておきましょう.
また,ガイドラインの変更の年はもちろん,
ガイドライン変更年でなくとも,これまで見たことのない問題形式・出題形式に突然マイナーチェンジすることがあります.
数回分の国試を『回数別』で解き,事前に「この程度は変わるかも」と心構えをしておくとよいでしょう.
みんなが使った『回数別』とは?
「みんなが迷った難問を答える能力」ではなく,「みんなが正解できる問題を確実に解ける能力」が求められる医師国試では,先輩たちに選ばれたメディックメディアの『回数別』シリーズが最適です.
『イヤーノート』や『病気がみえる』シリーズと強力対応!
本書は,『イヤーノート』や『病気がみえる』シリーズをはじめ,『レビューブック』シリーズなど,多くのメディックメディア書籍と連携しています.
項目ごとに細かく参照ページを付記しているため,解説を読みながら書籍を調べたいときに,手間が省けて効率的です.
また,上記書籍から表やイラストなどを多数転用しています.
これによって,『イヤーノート』で見覚えのある表や,
『病みえ』で見たことがあるイラストなどをくり返し見ることになり,
学習の基本である“反復演習”を自然に行うことができます.
今まで『イヤーノート』や『病みえ』を使ってきた方には特にオススメです.
その他にも,多くの受験生たちから支持された本書の特徴を下記から確認してみてください!!
【こちらをクリック!】
合格した先輩方の体験記
ここまで読んでくださった皆さんは
「大事なのはわかったけど,どうやって使いこなせば良いのか」
「先輩方はどうやっていたんだろ・・・」
と思うかもしれません.
そこで,今までメディックメディアの『回数別』を使って合格してきた先輩方の体験記を下にまとめました!
随時ここに集約していくので,チェックしてみてくださいね.